内容説明
デザインを行なうにあたって、人間の要求や社会文化の変化を的確に把握するにはどうしたらよいか。著者は、人間のしぐさや姿態、道具の使い方など、環境の中での行動の様子を観察することによって、デザイン手法の手掛かりを探る。
目次
１ 行動観察学のすすめ―序に代えて
２ さまざまな食事作法と什器（食事作法の美学；食事作法と家具）
３ さまざまな姿勢（くつろぎの姿勢；座り姿勢の文化；立ち姿勢の文化；姿勢はどのように決まるのか）
４ 人はどのように居場所を決めるのか（序列の視覚化；パーソナル・スペース）
５ 仕切ることと関わること（間仕切りとプライバシーの形成；オフィス空間における間仕切り）
６ デザインへ―人間と環境の視点
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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私的タイトル「行動・文化からデザインする」 モノや空間をデザインする際は、利用者の行動と文化を読み取った上で、計画すべきと述べられています。 興味を持ったのは、日本人は仕切りに関して、「見えるようで見えない」などの不思議な表現をするという点です。 確かに日本人は、曖昧な表現や状態を好む傾向があると感じました。2021/06/08
