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出版社内容情報
疱瘡やはしかなど、様々な感染症に見舞われてきた日本。
病原体の存在が知られていなかった時代には、感染症はもののけや怨霊、悪鬼など、目に見えない存在によってもたらされるもと信じられていた。
そんな中で人々は、神仏や有名な武将、予言獣などのイメージに病除けの願いを託し、上手な対処法を探ってきた。
社寺が授ける護符から「疱瘡絵」や「はしか絵」、郷土玩具など民間信仰による素朴なお守りなど……。
病と闘い、時に共存していくために生み出されたそうした表現を著者は“疫病芸術”と呼び、「私たちの生活をある側面では豊かにもしてきたのではなかったろうか」と語る。
そんな“疫病芸術”50点以上を、時代・テーマ別にカラー図版満載のビジュアルで
一挙に紹介。
日本人がこれまでどのように感染症を受けとめてきたかの軌跡を知ることで、新型コロナ禍の今を生きる参考にしてもらう。
【目 次】
はじめに
1章 疫神の誕生
コラム・祇園信仰と蘇民将来
2章 近世のまじない絵
コラム・疫病除けの郷土玩具
3章 予言する妖怪たち
コラム・疫病鎮めの祭と社
4章 明治の流行病
参考文献
内容説明
錦絵、玩具、アマビエまで…病にまつわる美術・工芸品、大集合!様々な感染症に見舞われてきた日本。人々は神仏や有名な武将、予言獣などのイメージを形にすることで、病除けの願いを託したり、病魔との上手な付き合い方を探ってきた。新型コロナ禍の今こそ見つめ直したい、“疫病芸術”を一挙紹介。
目次
1章 疫神の誕生
2章 近世のまじない絵
3章 予言する妖怪たち
4章 明治の流行病
著者等紹介
畑中章宏[ハタナカアキヒロ]
1962年、大阪生まれ。民俗学者、作家。著書に『災害と妖怪』『津波と観音』(亜紀書房)、『天災と日本人』(ちくま新書)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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