内容説明
文献に徹底的に密着することで、日本語について何を明らかにすることができるのか。その方法と実践の書。『平家物語』、『横笛草子』、森鴎外『文づかひ』等を俎上に挙げ日本語の歴史を析出する、刺激的な一冊。
目次
第1章 『平家物語』―手書きによって成った中世期のテキストの場合(斯道文庫本の概観;天草版との比較;平松家本との比較)
第2章 手書きから印刷へ―御伽草子『横笛瀧口草子』を資料として(『横笛草紙』について;二つの古活字版;古写本、古活字版、整版本をめぐって―係り結びを例として)
第3章 明治期のテキストの諸相(違式〓違條例;『華盛頓軍記』;森鴎外『文づかひ』)
著者等紹介
今野真二[コンノシンジ]
出生、1958年、神奈川。清泉女子大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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