出版社内容情報
ベストセラー『江戸の家計簿』が新しいトピックを大幅追加し、カラー化されて再登場! 奉行の年収3億円、卵1個316円、4畳1K家賃が月4850円――武士や町人の生活を、物価や収入からひもとき、イラストや写真などオールカラーのビジュアルでわかりやすく紹介します。江戸時代の人々の懐事情が見えてくることで、時代小説が今よりずっと面白くなること請け合いです。本書は「江戸の職業図鑑」で取り上げる職業をさらに増やし、さらに江戸庶民の最大の楽しみだった「お伊勢参りにまつわる値段」の秘密についても綴ります。
内容説明
金・銀・銅という3つの貨幣が流通した江戸時代。年収は?物価は?当時の金銭感覚がわかると江戸時代は100倍面白い!!「遠山の金さん」の年収は3億円以上、「大岡越前」の年収は2億円以上!?卵は1個315円、4畳1Kの家賃は月4875円…。年収800万円の大工、高給取りの理由とは?江戸っ子は「宵越しの銭を持たない」のではなく「持てなかった」!?伊勢参り一行の散財は250万円以上!?江戸を知る著名人のインタビューも多数掲載!!新たに資料図版と項目を追加した、江戸の台所事情から時代と文化を読み解く『江戸の家計簿』オールカラー版!!
目次
第1章 江戸時代の収入1 武士篇(将軍と岡っ引きの年収差は約1852万倍!!;大岡越前と遠山の金さん 江戸2大奉行の懐具合 ほか)
第2章 江戸時代の収入2 農民・町人篇(江戸時代の知られざる陰の主役「農民」;“奉公人=会社員”より職人の方が高給取りだった!! ほか)
第3章 江戸時代の物価1 食品篇(江戸庶民の台所事情―物価からみる江戸の暮らし)
第4章 江戸時代の物価2 料理・嗜好品・雑貨篇(江戸時代の庶民たちがこよなく愛した味の値段;現在の和菓子は江戸時代に原型が作られた!? ほか)
第5章 江戸の文化と経済(人口100万人超の大都市「江戸」の生活;湯屋―江戸庶民の裸の付き合い ほか)
著者等紹介
磯田道史[イソダミチフミ]
1970年、岡山県生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(史学)。茨城大学准教授を経て、2012年4月より静岡文化芸術大学准教授、2014年4月より同教授、2016年4月より国際日本文化研究センター准教授。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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