誰も書けなかった日本の経済損失

電子版価格
¥1,430
  • 電書あり

誰も書けなかった日本の経済損失

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 46判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784299000583
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0033

出版社内容情報

「ダラダラ会議」や「サービス残業」など、企業が抱えている問題。
「ひきこもり」や「待機児童」「空き家」など、日本の社会が抱えている問題。

その多くが解決されず、今もなお放置され続けています。

これら「日本が抱える問題」は、日本経済にいったいいくらの損失を
もたらしているのか。

なぜ、損失は日々垂れ流されたままなのか。

経済評論家として活躍する上念司が、誰も書けなかった
日本にはびこる「損失」に舌鋒鋭く切り込みます。

多くの人が気づいていない、「本当のムダ」を見破るための一冊です!

【日本にはびこる「損失」の数々】
◆ダラダラ会議
国内企業が無駄な会議にかけているコストの総額は……1兆7295億円
◆待機児童
出産後の女性が退職することで発生する経済損失は……12兆円
◆飲酒
過度な飲酒による社会的な損失額は……2兆7000億円
◆NHK受信料
NHKが無駄に貯め込んでいる現金の合計金額は……6617億円
◆ネット遮断
日本で1日システムがダウンした時の損失額は……1兆5400億円
◆ブラックアウト
北海道での2日間の大規模停電の損失額は……1582億円
◆有給休暇未消化
国内企業の年次有給休暇の未取得による損失額は……12兆円
◆消費税増税
2019年10月の消費税増税によって発生した損失は……4兆円

内容説明

ダラダラ会議から消費税増税まで、私たちはこんなに損をしていた!国民を犠牲にして損失が垂れ流される!本当のムダを見破る技術。

目次

第1章 生活・仕事に蔓延する損失(サービス残業→長時間労働が横行した結果、多くの社員が…ノルマ未達成;ダラダラ会議→国内企業の無駄な会議にかけているコストの総額は…1兆7295億円;奨学金→リスクなき貸し先として金融機関が群がる…5210億円 ほか)
第2章 企業戦略・社会政策がもたらす損失(東京五輪→東京ビッグサイトが使用不可になる損失額は…1兆2000億円;NHK受信料→NHKが無駄に貯め込んでいる現金の合計金額は…6617億円;ネット炎上→ネット炎上保険の支払い上限額は…1000万円 ほか)
第3章 国家の戦略による損失(高齢化と年金→2055年時点の日本のGDPは…1000兆円;消費税増税→2019年10月の消費税増税によって発生した損失は…4兆円;韓国の不買運動→韓国の日本製品の不買による日本の損失は…ほぼなし ほか)

著者等紹介

上念司[ジョウネンツカサ]
1969年、東京都生まれ。中央大学法学部法律学科卒業。在学中は創立1901年の弁論部・辞達学会に所属。日本長期信用銀行、臨海セミナーを経て独立。2007年、経済評論家・勝間和代と株式会社「監査と分析」を設立。取締役・共同事業パートナーに就任(現在は代表取締役)。2010年、米国イェール大学経済学部の浜田宏一教授に師事し、薫陶を受ける。金融、財政、外交、防衛問題に精通し、積極的な評論、著述活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

出世八五郎

16
サービス残業、ダラダラ会議、ひきこもり、待機児童、飲酒、喫煙、睡眠不足、NHK受信料、ネット遮断、台風、ブラックアウト、空き家、有給休暇未消化、消費税増税などなどありとあらゆるものを対象としてデータを示す。一生懸命働いても病気になれば損失となるが医者は儲かる。やはり、人間はお天道様とともに起床し、日暮れとともに床に付く。それが基本だと思う。憲法はそれを保障しよう。2020/03/20

jj

4
20年刊。経済ジャーナリスト上念氏。1生活・仕事に蔓延する損失 2企業戦略・社会政策がもたらす損失 3国家の戦略による損失。各項目ごとに具体例をあげて損失額を計算。着目点が面白く、興味深い内容。ただし病院インフラに関する損失は、一連のコロナ騒動により、誤りと認め撤回。この辺りは上念さんらしいところ。好感を持てる内容。2020/02/22

カラクリ

4
各テーマについて、著者の鋭い分析を加えるというよりは、著者の主張を支えるデータを提示している本。 個人的には上念さんの鋭い分析を期待していので、少し残念であった。本書を通じて伝えたい意図としては、おそらく「メディアが伝えている内容は真実とは限らない。本書のようにインターネットを通じて、自分で意見やデータを探した方が真実に近づける」と言った感じか。 メディアリテラシーがテーマの本かと。2020/02/16

ココアにんにく

3
生活、仕事、健康から気候、国際問題までいろんな「損」の数字が示されていた。試算の前提によって数値は変動しそうですが問題の本質がよく分かる。2020年1月末出版なので執筆時はまだ新型コロナ前。だけど最初がサービズ残業や会議について書かれているのが予言的(上念さんだけに)。リモートワークになって問題が鮮明化した通勤時間や印鑑等の問題がどんな数字か見てみたい。睡眠不足は関連本を読むと悪影響ばかりなので取り上げてもらって嬉しいです。payの赤字そんなに!お得期間だけ使おうと思っているので埋没費用になりそう。2020/11/09

dai267712

3
いろんなロスがわかって実に興味深い内容でした。ただ、温暖化の話題はちょっとデータが表面的で物足りなく感じましたね。いろいろ参考になる一冊でした。2020/04/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14981021
  • ご注意事項