税金格差―なぜこの国は「正直者がバカを見る」仕組みなのか?

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税金格差―なぜこの国は「正直者がバカを見る」仕組みなのか?

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  • サイズ B6判/ページ数 271p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784295401438
  • NDC分類 345.1
  • Cコード C2033

内容説明

所得税、消費税、ふるさと納税…etc.どこが問題なのか、いつから歪められたのか、戦前から現代までを読み解くサラリーマンの新しい教養。

目次

序章 ざっくりつかむ税金の基礎と問題点
第1章 所得税―富裕層優遇の分離課税が定着し、税率も引き下げ
第2章 相続税・贈与税―バブル崩壊後に富裕層優遇が進んできた
第3章 法人税―中小企業優遇税制のオンパレード
第4章 消費税―巨額の益税発生などずさんな仕組み
第5章 毎年の膨大な申告漏れと徴税体制の問題
第6章 税制が歪められてきた構図
第7章 主要な税制改正要望を実現させる日商の実力
第8章 税制を正していくために

著者等紹介

梶原一義[カジハラカズヨシ]
1953年生まれ、北九州市若松区出身。早稲田大学商学部を卒業後、ダイヤモンド社に入社。「週刊ダイヤモンド」記者としてマクロ経済や中小企業、総合商社、化学・医薬品業界などを担当。以後、各種経営情報誌や単行本などの編集に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こも 零細企業営業

24
・OECD加盟33カ国で日本だけがやっていない「消費税の最大の欠陥」ってインボイスだと書いてあった。そのインボイスもそろそろやり始める。それに対して、マスコミや経営者はダメな制度だと言っていた。それなのにこの本ではインボイスは公平にする制度だと言う。マジか、、それに消費税は預かり税だと書いてあったけど、、それ行政側が裁判で違うと言ってたとも聞く。そうなると消費税って?海外に輸出している企業に還付される消費税って、補助金だったのか?不公平感がさらに増した気がする。それを良しとして税務署の人員が減るのも疑問。2023/02/16

matsu04

19
大多数の国民が税に対し無関心で無知であることに乗じて、この国にはおかしな税制が溢れかえっていると著者は警告する…。うーむ、なるほど。「なぜこの国は正直者がバカを見る仕組みなのか?」というサブタイトルにも惹かれる。2018/06/18

Humbaba

6
多くの人が興味を持たなければ、ルールはどんどん為政者にとって都合の良い方向へと捻じ曲げられてしまう。税金は勿論払わなければいけないが、残念ながら今の税制には穴があり、誰もが平等に支払っている訳ではない。そのような問題を早急に是正しなければ、いずれは回らなくなりかねない。2018/01/20

Atsushi

4
中小企業が如何に、税金の面で優遇されているか論じた本。税金の話では被害者役になることの多い「中小企業」が、誤解を恐れずに言うと悪役として書かれており、今までとは違った視点で日本の税制について考えさせられる一冊だった。 日商が事業所の床面積や従業員数など客観的に判断しうる基準を課税ベースとする外形標準課税への反対。自民党もこれに追随。結局、小泉が04年度から資本金1億円越の企業のみ対象。2018/09/21

兵衛介

4
中小企業に有利な日本の不公平税制の問題を明らかにしている。自民党という政党は国民のためではなく特定団体のためにあるのだということがよくわかる。一刻も早くサラリーマンを辞めて独立したいと切に思った。2018/01/02

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