内容説明
荒れた世を立て直すべく、心の教育をと呼ばれて久しいが、いまだに具体策、普及力に乏しい状況にある。そんな中、内科診療の現場において心の大切さを痛感してきた著者が、学校教育の情操面やいじめなど、いわゆる心の問題に胸を痛め、実例を念頭に幾つかの角度から改善策を述べ、関連事項にも言及した。
目次
第１章 心の探究―序論（同胞意識と科学の限界；果たして偶然なのか？ ほか）
第２章 自殺とうつ病。心の教育（自殺防止とうつ病；子供のうちに善悪の教えを！ ほか）
第３章 子供社会のいじめと格言（子供社会のいじめ；格言の教え）
第４章 心の力（心の力の偉大さと、その活用；心の教えは運命も開く）
第５章 宗教と思想（宗教と、その周辺に見る善悪の教え；実感ある善悪の教え ほか）
第６章 信心と因果（神仏と、あの世の存在を示唆する出来事（年代順）
転生転廻 ほか）
著者等紹介
中村喜典［ナカムラヨシノリ］
１９３１年生まれ、東京都出身。東京慈恵会医科大学卒業、医学博士。日本内科学会認定内科医、日本医師会認定産業医、日本心身医学会会員。元・地区医師会理事（七期歴任）。小学校校医、介護保険認定審査会委員。内科診療の傍ら、心の問題に関心を抱き、不登校がいまだ登校拒否と言われた時代に医師会の登校拒否研究会に所属した。学校医研修会、民間のいじめ問題研究会などにも何度か出席、発表も行った。特定宗教ということでなしに、宗教的心情に心を寄せ、診療にも反映している。生家の宗教（浄土宗）の他に神道、キリスト教、他の宗教にも関心を寄せている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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