出版社内容情報
京都女子大学発達科学部児童教育学科で「保育内容指導法」の授業を受け持つ著者による、保育者と子どものための音楽表現活動集。
京都女子大学発達科学部児童教育学科で「保育内容指導法」の授業を受け持つ著者による、保育者と子どものための音楽表現活動集。子どもたちが自分の声や身体に気づくところから始まり、楽器や道具を用いたあそびに進み、絵本などを使った〈演じる〉あそびに興じた後、保育者の支援を得ながら、自由な創作活動に取り組み、みんなの前で発表するところまでたどりつく。「みんなで」「輪になって」「耳をすませて」がキーワード。子どもたちにはどんな表現でも認められて自己肯定感を持てるよう、保育者には創作への技術的・心理的障壁を取り除くように数々の工夫とアドバイスが折り込まれている。
はじめに
本書を現場で効果的に活用するために 深見友紀子
第1章 身体と声であそぼう
1-1 のびーる、ちぢむ
◆ゴムあそび
◆もちつき
1-2 みんなでジャンプしよう!
◆打ち上げ花火
◆ばらの花輪
1-3 まねっこ、できるかな?
◆きのこたいそう
◆まねっこダンス
1-4 大きな声でお返事しよう
◆おはようのうた
◆すきなおやつはなあに?
1-5 大きな声から小さな声まで
◆ボリュームゼロ
◆ピーポー
1-6 想像の世界を楽しもう!
◆ブルーシートの海
1-7 おさんぽあそび その1
◆お花畑
◆落ち葉の舞い落ちる秋
1-8 おさんぽあそび その2
◆雨の日
1-9 動物になりきってみよう
◆ねことねずみ
◆おおかみさんがいた!
◆おおかみさんがふりむいた!
1-10 おまじないあそび
◆ぴ・ぬ・さ・ゆ
1-11 季節を感じるあそびをしよう
◆季節の音ダンス(夏バージョン)
「活動の盛り上げ方」Q&A
Q1 子どもたちをノリノリにさせるコツはありますか?
Q2 子どもたちと接するときに気をつける点は何でしょうか?
Q3 活動の流れがぎくしゃくしてしまうのですが…。
Q4 どうすれば恥ずかしさを克服できますか?
Q5 子どもを引きつけられるような、大きな声や通る声を出したいのですが…。
第2章 楽器であそぼう
2-1 楽器を自由に楽しむ
◆わくわく演奏法
2-2 木の実であそぼう!
◆どんぐりとたいこ
◆どんぐり木琴
2-3 なんの音? どんな音?
◆鍵盤ハーモニカではち
◆かみなり太鼓
2-4 いつでもアンサンブル
◆雨の音楽
◆楽器でクッキング
2-5 注意深く聴いてみよう!
◆わたしの「外」の音、「中」の音
◆音のしっぽ
2-6 音の冒険
◆楽器のおばけ屋敷
◆楽器の迷路
2-7 輪になってあそぼう
◆楽器の輪
2-8 音の大きさを意識しよう
◆世界一大きな音・小さな音
2-9 つながる音、かさなる音
◆音のリレー
◆音の積み木
2-10 音で笑って、音で泣いて
◆音の喜怒哀楽
2-11 音でおはなししてみよう
◆おしゃべり音楽
2-12 ダンス指揮
◆いっしょにゴー&ストップ
◆右手・左手・声
◆全身使って7パート
「楽器の使い方」Q&A
Q6 子どもが楽器をこわしそうで心配です。
Q7 子どもたちに、どうやって楽器の使い方を教えたらいいのか、わかりません。
Q8 音色があまり変わらない楽器の、表情のつけ方が知りたいです。
Q9 おすすめの楽器はありますか?
第3章 おはなしであそぼう
3-1 おはなしを語ってみよう
◆絵本の読み聞かせ
◆絵本でコミュニケーション
3-2 なりきりあそび
◆おおきなかぶ
◆シンデレラ
3-3 効果音にこだわってみよう
◆こだわり効果音
◆読み聞かせへの導入
3-4 ワンフレーズの曲をつくってみよう
◆ワンフレーズ・テーマソングをつくろう
◆簡単な伴奏のつけ方(応用編1)
◆ワンフレーズ挿入曲(応用編2)
「伴奏のつけ方」Q&A
Q10 ピアノ伴奏が苦手です。どうやったらうまくなりますか?
Q11 キーボードを使いこなしたいのですが、何から始めたらいいのかわかりません。
Q12 移調とは何ですか? どうやったらいいのでしょうか?
第4章 オリジナル作品をつくろう
4-1 おはなしリレー
◆ひとこと昔話
◆4つの場面
4-2 絵からオリジナル・ストーリーをつくってみよう
◆○△□(まる・さんかく・しかく)紙芝居
4-3 オリジナル・ソングのつくり方
◆キーワードで歌詞づくり
4-4 メロディーのつくり方 その1(つぶやき編)
◆つぶやきメロディー
◆つぶやきメロディーの「奥の手」
4-5 メロディーのつくり方 その2(コード編)
◆2つのコードをくりかえす
◆3つのコードをくりかえす(上級編)
4-6 「ごっこあそび」から「おはなし」へ
◆魔法学校あそび(毎日の活動)
◆みんなの魔法学校(発表会)
4-7 紙芝居ミュージカルに挑戦
◆紙芝居ミュージカルの制作
◆紙芝居ミュージカルの進行例
「オリジナルのつくり方」Q&A
Q13 作曲やおはなしづくりは難しくないですか?
Q14 子どもからちょっと気まずくなる言葉が出てきたときは、どうすればいいですか?
Q15 他の子どもや大人の意見をすぐ却下(否定)する子がいるときは、どうしたらいいですか?
Q16 オリジナル作品をみんなの前で発表するときは、どういうことに気をつけたらいいですか?
Q17 保育者も発表したほうがいいでしょうか?
Q18 発表会を準備する時間を、どのように確保したらよいでしょうか?
Q19 つくった曲にどう変化を持たせたらいいでしょうか?
【著者紹介】
広島大学大学院教育学研究科修了。博士号取得。
内容説明
幼稚園・保育園の子どもたちの創造性を豊かに育む音楽あそび・表現あそびのアイディアを紹介する。
目次
第1章 身体と声であそぼう(のびーる、ちぢむ;みんなでジャンプしよう ほか)
第2章 楽器であそぼう(楽器を自由に楽しむ;木の実であそぼう ほか)
第3章 おはなしであそぼう(おはなしを語ってみよう;なりきりあそび ほか)
第4章 オリジナル作品をつくろう(おはなしリレー;絵からオリジナルストーリーをつくる ほか)
著者等紹介
須崎朝子[スザキアサコ]
音楽教育家。広島大学大学院教育学研究科博士課程後期修了(教育学博士)。2011年までに社団法人全日本ピアノ指導者協会(PTNA)指導者賞を3回受賞。京都女子大学発達教育学部児童学科非常勤講師
林加奈[ハヤシカナ]
音楽家・美術家・紙芝居師。鍵盤ハーモニカ・おもちゃ楽器演奏・即興歌・音遊びなどで演奏活動やワークショップを行う。絵から発想した物語に音楽や実演を加えた紙芝居パフォーマンスも展開。子どもたちとのコラボレーションにより総合芸術作品を作るプロジェクトを数多く手がけている。東京藝術大学絵画科油画専攻大学院修士課程修了
深見友紀子[フカミユキコ]
京都女子大学発達教育学部児童学科教授。東京藝術大学大学院修士課程(音楽教育専攻)修了。深見友紀子ミュージック・ラボ代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。