双子座ピアニストは二重人格?―音をつづり、言葉を奏でる

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784276211889
  • NDC分類 760.4
  • Cコード C1073

出版社内容情報

演奏家として、文筆家として、その活動に高い評価を得ている著者の音楽エッセイ集。演奏のため日々作品に対峙。それが深い分析と洞察を生み、表現されている。

★本書は『書評空間 KINOKUNIYA BOOKLOG』にエントリーされています。

内容説明

演奏家、文筆家として活躍する著者が、音と言葉をめぐる世界を、軽快に、またシリアスにつづる。20年間の執筆から選りすぐったヴィヴィッドなエッセイ集。

目次

私のなかの「二つ」
ドビュッシーのなかの「二つ」
ピアニスト的作曲家論
音楽の背景
大いに飲み、食べ、語る
ピアニスト的演奏論
演奏することと書くこと

著者等紹介

青柳いづみこ[アオヤギイズミコ]
ピアニスト・文筆家。安川加寿子、ピエール・バルビゼの各氏に師事。マルセイユ音楽院首席卒業。東京芸術大学大学院博士課程修了。1989年、論文『ドビュッシーと世紀末の美学』により、フランス音楽の分野で初の学術博士号。1990年、文化庁芸術祭賞。1989~2000年、一連のコンサート『ドビュッシー・シリーズ』を開催。演奏と文筆の双方で活躍しており、5枚のCDはすべて『レコード芸術』誌で特選盤となるほか、師安川加寿子の評伝『翼のはえた指』(白水社)で第9回吉田秀和賞、『青柳瑞穂の生涯』(新潮社)で第49回日本エッセイストクラブ賞を受賞。大阪音楽大学教授。2002年4月より朝日新聞書評委員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マリモン

1
大好きな青柳さんのエッセイ。知的、端的、しかしどこか退廃の香りもしてムフフなのです。今回は研究されているドビュッシーについてかなりページを割いています。専門的な用語なども多いので、音楽教育を受けた方はより楽しめる内容かと思います。南仏留学時代のキラキラした日常が素敵。2013/05/06

Robbie

0
中村紘子さんのエッセイが優等生だとしたら、青柳さんの文章は知的ながらもアウトローなイメージ。ユニークで好きです。ピアニストならではのものの見方が的確に表現されていて、一般のひとが読むよりはピアノ学習者や経験者におすすめ。少年とクロイツェル・ソナタを演奏したときに得た満足感を紹介したエピソードはなるほどと思った。2012/10/07

横丁の隠居

0
素人にも楽しめる軽い語り口の好著である。面白かった。2020/02/20

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