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ウノコウホウガクニヨス
宇野功芳 樂に寄す

宇野 功芳【著】
音楽之友社 (2010/12/31 出版)

317p / 19cm / B6判
ISBN: 9784276211292
NDC分類: 914.6

価格: ¥2,940 (税込)
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詳細

音楽、歌舞伎、寄席芸能、映画、美術、文芸、教育、社会、食文化、旅行、鉄道…。
音楽評論家・宇野功芳の広々とした世界を通覧。

1 樂に寄す(本物の演奏芸術―「内容のある」内田光子のモーツァルト;未来のシューリヒト―上岡敏之の「格の高さ」が伝わる『第九』;ぼくの宝物―「味のある」ランドフスカのモーツァルト;芸術家・畑中良輔の真骨頂!―85歳メモリアル・コンサートでの男声版『水のいのち』 ほか)
2 掌話の玉手箱(初体験は60年前!―フルトヴェングラーに感じたスケールの大きさ;フルトヴェングラーと『リンゴの歌』―楽士もあこがれる深い精神性に彩られた音楽;老朽な名人芸とたぐいまれな芸術性―シューリヒトのモーツァルト『プラハ』そして『レクイエム』;クナッパーツブッシュが尊敬する作曲家―仰ぎ見る存在としてのワーグナー ほか)

著者80歳記念!宇野ファン待望の『レコード芸術』、『Orchestra』(読売日本交響楽団機関誌)を中心に収録した多岐に渡る評論集。「評論家・宇野功芳の世界」をご堪能下さい。

『レコード芸術』連載「樂に寄す」、読売日本交響楽団機関誌『Orchestra』連載「いいたい“芳”題」を中心に、『レコード芸術』『音楽現代』等に執筆した単発の記事数点を集めている。
内容は、指揮者論、演奏論、楽曲分析、(クラシック音楽・落語他の寄席芸・歌舞伎などを含む舞台芸術全般についての)批評、書評、絵画・映画評、CD/ビデオ紹介、紀行(パリ・鉄道マニア・温泉)、教育問題など、非常に多岐にわたり、広々とした「評論家・宇野功芳の世界」を通覧することができる。


第1章 樂に寄す

・本物の演奏芸術〜「内容のある」内田光子のモーツァルト
・未来のシューリヒト〜上岡敏之の「格の高さ」が伝わる《第九》
・ぼくの宝物〜「味のある」ランドフスカのモーツァルト
・芸術家・畑中良輔の真骨頂!〜85歳メモリアル・コンサートでの男声版《水のいのち》
・日本びいきの名匠〜リリー・クラウスの練れた名人芸
・遊び心を生かす闊達さ〜ハイドシェックの「緩急自在」なベートーヴェン
・やっと聴けたリサイタル〜「師を超えた」遠山慶子のドビュッシー
・《第九》を語る〜経験を積むほどに偉大さを実感する音楽
・これからの指揮界を託すにたる男〜上岡敏之/ヴッパータール響 来日公演レポート
・“問題作”を聴きに〜物足りなかったプレトニョフの指揮
・音楽の女神の復活を待ち望む〜諏訪内晶子、80点の現在
・妖精世界の音楽〜ジャニーヌ・ヤンセンによる至福のメンデルスゾーン
・20年ごしの力作〜初演、初録音にまつわる興味深いドラマの数々
・蓄音器の銘器と、幻のサウンド〜E.M.G.と秋葉良彦氏オリジナル・スピーカー
・老匠と若手に聴く「音楽を演奏する意味」〜完熟のベートーヴェンと、自在な《椿姫》と
・魅惑のオペラ映画〜見事な演出の《ホフマン物語》に大拍手!
・強い情熱と強烈な個性〜ベートーヴェン演奏に不可欠のもの
・空前絶後の名演〜惻々と身にしみる朝比奈隆の聖フロリアン・ライヴ
・眠れなくなるほどの感動〜ロベルト・ホルの世界最高の《白鳥の歌》
・まるで一大シンフォニー〜内容豊かな、上岡敏之指揮の《魔笛》
・至福のハーモニー〜斬新なラトルの《田園》
・われわれの知らない指揮者像〜主観的だが興味深いオーケストラ楽員の言葉
・自分史上三指に入る超名演〜モーツァルトに拮抗するファジル・サイの天才性
・窮極の結晶化か、それとも破壊か〜フルトヴェングラーの《第九》聴き比べ
・豪華絢爛たる舞台芸術〜『十二夜』に見る歌舞伎の醍醐味
・宗教音楽史上の至宝〜スクロヴァチェフスキの新鮮な《ミサ・ソレムニス》
・妖精ふたたび〜ジャニーヌ・ヤンセンの濃厚なチャイコフスキー
・芸術家は“アダルト・チルドレン”!?〜ベートーヴェンの女性関係をめぐる二冊の本
・芸術家体験から生まれた深い思索〜遠山慶子の素敵なCDブックを読み、聴く
・心にしみ通る詩情〜ドビュッシー《子供の領分》の尽きせぬ魅力
・魔法の手を持つピアニスト〜みどり・オルトナーの幅広な表現力に圧倒される
・日本初のオペラは明治生まれ〜北村季晴《どんぶらこ》のもつ「モダンな美しさ」
・指揮者になるために生まれて来た男〜パーヴォ・ヤルヴィの卓越した音楽性
・今いちばん聴きたいピアニスト〜極上のピアニッシモに聴く内田光子の真価
・ドイツの田舎から来た指揮者(!?)〜クリスティアン・ティーレマンのユニークな《運命》
・きわめて高級な芸術性〜上岡敏之のハイ・クラスな魅力
・1947年5月25日のフルトヴェングラー〜正規音源でいま蘇る感動の《運命》


第2章 日々雑感

・初体験は60年前!〜フルトヴェングラーに感じたスケールの大きさ
・フルトヴェングラーと《リンゴの歌》〜楽士もあこがれる深い精神性に彩られた音楽
・老朽な名人芸と類稀な芸術性〜シューリヒトのモーツァルト《プラハ》そして《レクィエム》
・クナッパーツブッシュが尊敬する作曲家〜仰ぎ見る存在としてのワーグナー
・真に個性的な音楽〜上岡敏之は世界一の指揮者だ!
・とっておきをここに!〜全盛期ウィーン・フィルのSPを聴く
・徒事ではない風格!〜名器クレデンザで聴いたシューマンハインクの〈魔王〉
・とろけそうなロマンティシズム〜絶品の《赤とんぼ》に聴く松原操の歌唱力
・フレージングの不思議〜聴き方次第でまったく違う《舞踏への勧誘》《悲愴》
・白熱のベートーヴェン解釈〜クラシック音楽における指揮者の重要性
・いよッ十八番!〜眼福の極みであった菊之助と玉三郎
・絶讃に異議あり!〜談志の「芝浜」、下手ではないが……
・名人の舞台に漂う色気〜手品の新太郎、落語の喬太郎で堪能した本物の芸
・志の輔はいいよ、おすすめ!〜落語中心の生活で歩き続ける超名人への道
・名人の花盛り〜文楽、圓生から志の輔まで、落語は楽しい!
・ぼくの好きな寅次郎〜欠かさず見た「男はつらいよ」全48作 
・「お腹がすいても存じませんことよ」〜小津映画に見る日本語の美しさ、しとやかな立ち居振る舞い
・最高のエンタテインメント!〜「隠し砦の三悪人」の比類なき痛快さ
・いかなる宝石をもってしても敵し得ない〜片岡眞太郎が生涯を通じて追求する「ブルー」の深さ
・“日本のピカソ”〜堀越千秋が見せる無尽蔵の才能
・ネズミの引っ越しは苦難の連続〜動物好きにはたまらない松浦寿輝の夕刊連載小説「川の光」
・美しく、はかないモーツァルト〜緻密な筆致の宮本輝『錦繍』を読んで
・古代史には夢がある〜邪馬臺国は福岡にあったのか?!
・四の五の言わずに蹴倒してくれる〜『41歳からの哲学』に読むクールな生き様
・『国家の品格』とは〜ベスト・セラーが示唆する日本人のあり方
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・実感という名の自然を求めて〜東京近郊の「寺家ふるさと村」で自然を満喫
・奈良を歩く〜興福寺・阿修羅蔵は世界屈指の芸術作品だ
・夢の只見線!〜感動的な車窓の風景
・がんばれ、東武鉄道!〜美しい50000系誕生のエピソード
・鉄道博物館に行こう!〜国宝級の御料車をはじめとし、見どころの多い展示の数々
・縄文語の謎、クハの謎〜いま知りたいこと、わからないこと
あとがき

【著者紹介】
1930年、東京生まれ。国立音楽大学声楽科卒。在学中より合唱指揮活動を開始、1953年からは評論活動も始める。現在『レコード芸術』『音楽の友』をはじめ、読売日本交響楽団機関誌『Orchestra』等、様々な紙誌で健筆を揮う。著書に『宇野功芳著作選集(全4巻)』『宇野功芳企画・編集「フルトヴェングラー」』(以上、Gakken)、『モーツァルト 奇跡の音楽を聴く』(ブックマン社)、『魂に響く音楽』『宇野功芳の「クラシックの聴き方」』(以上、音楽之友社)ほか30余点。

著者紹介

宇野功芳[ウノコウホウ]
1930年生まれ。国立音楽大学声楽科卒業。合唱指揮者を目指す。しかし、高校時代、当時の名指揮者ブルーノ・ワルターに熱心なファンレターを出し、長文の返事が届いたことで、レコード雑誌から原稿依頼が殺到し、以後、心ならずも評論が主、合唱指揮は従となった。しかし、名前が知られるようになったため、オーケストラからも指揮を請われるようになり、その個性的な演奏が評価されて、多くがライヴCD化された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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