ある「完全な音楽家」の肖像―マダム・ピュイグ=ロジェが日本に遺したもの

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  • サイズ B6判/ページ数 400p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784276201378
  • NDC分類 762.35
  • Cコード C1073

出版社内容情報

パリ音楽院で7つの一等賞を取ったピアニスト、アンリエット・ピュイグ=ロジェ。死の1年前までの12年間、日本で教えた。その愛弟子たちがピュイグ=ロジェの肖像を描く。

内容説明

演奏家、作曲家、教育家…そのすべてを最高の水準で体現した「完全な音楽家」、アンリエット・ピュイグ=ロジェ(1910~92)。彼女はなぜ、人生の終楽章を日本に捧げたのか。そして、私たちへのかけがえのない遺産とは?ピュイグ=ロジェ自身の遺稿、そして野平一郎、藤井一興ら高弟の証言がこの類い稀な音楽家の肖像を描き出す。

目次

第1部 日本人へのメッセージ―ピュイグ=ロジェ遺稿集成(音楽論・音楽教育論;インタヴュー・スピーチ;作曲家論・作品論)
第2部 弟子から見たピュイグ=ロジェ―パリ/東京の教育現場から(ピュイグ=ロジェの教育の原点―パリ国立高等音楽院ピアノ伴奏科のメトード(野平一郎)
ピュイグ=ロジェのソルフェージュ教育の真髄―演奏活動の現場から(藤井一興)
東京芸術大学客員教授としての十二年の軌跡(永冨正之)
演奏家ピュイグ=ロジェの横顔(藤田厚生))
ある「完全な音楽家」の肖像―マダム・ピュイグ=ロジェの八十二年(船山信子)

著者等紹介

船山信子[フナヤマノブコ]
1966年東京芸術大学大学院音楽研究科修了。音楽学専攻(専門:18世紀フランス音楽思想と音楽)。現在、上野学園大学教授
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