ドヴォルザークの音符たち―池辺晋一郎の「新ドヴォルザーク考」

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 180p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784276200678
  • NDC分類 762.348
  • Cコード C1073

出版社内容情報

従来の音楽史や作品論とは一線を画し、現代音楽の作曲家ならではの視点で、天才作曲家ドヴォルザークの音楽の魅力を紹介する。

『バッハの音符たち』『モーツァルトの音符たち』『ブラームスの音符たち』『シューベルトの音符たち』『ベートーヴェンの音符たち』『シューマンの音符たち』に続く音符シリーズ第7弾。初めのコンセプト通り、音楽史や評論家の作品論とは一線を画し、現代音楽の作曲家ならではの視点で、その作品、音符から天才作曲家の所以を解き、音楽の魅力を紹介していくもの。ドヴォルザークは「新世界より」や有名なチェロ協奏曲だけでなく、知られざる名品まで探っていくところが面白い。クラシック初心者でも、聞いてみたくなる池辺節がさく裂。掲載の譜例は、すべて著者が時にはスコアを単旋律に書きなおしたりしたもの。「音楽の友」誌連載の単行本化。

これがドヴォルザークなのだ!:交響曲第8番その1/同 その2/ドヴォルザーク節を堪能!:8つのユモレスク/「夢幻」の作りかた:ピアノ五重奏曲/栴檀は若芽より芳し:チェロ協奏曲イ長調/「わが母の教え給いし歌」の「非ピタリ」:「ジプシーの歌」と「モラヴィア二重唱曲」/地についた「地」:スラヴ舞曲集/思うさま歌って……ピアノ三重奏曲「ドゥムキー」/面白さ満載!:セレナード・ホ長調/アイディア満載:セレナード・二短調/熱っぽい旋律美:ヴァイオリン協奏曲/旋律作法の自由闊達さ!:弦楽四重奏曲第12番《アメリカ》その1/音により完璧な演出 同 その2/この方らしからぬ「渋さ」:交響曲第3番/まるごとファンタジー!:オペラ《ルサルカ》/もっと知られていい曲:ピアノ協奏曲/序曲と交響詩の違いは?:序曲《オセロ》《謝肉祭》/優しく、ナイ―ヴな大作:スターバト・マーテル/小品と言っては短絡:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ/構成を意図してこの自然さ!:チェロ協奏曲ロ短調/アグレッシヴなドヴォルザーク:弦楽五重奏曲第3番/ドヴォルザークの晴れやかな顔!:テ・デウム/「2番」と「肉声」への愛(?):交響曲第9番「新世界より」その1/「こうでなきゃ」に満ちた名作: 同 その2

【著者紹介】
作曲家。1943年水戸出身、東京芸大卒。内外の作曲賞受賞多数、ほか放送文化賞、紫綬褒章などを受賞。クラシックの現代音楽作品ほか、映画音楽、劇音楽の作曲は数百本。現在東京音大教授、横浜みなとみらいホール館長などを務める。

内容説明

「まさにドヴォルザーク節!この作りかた、うまい!」のワケを、稀代の現代音楽作曲家が、こむずかしい話は抜きに解説、大解剖。美しいメロディを次々に“出し過ぎる”傾向のあるドヴォルザーク。メロディの山!メロディの連鎖!これが、ドヴォルザークなのだ。

目次

これがドヴォルザークなのだ!―交響曲第8番その1
ドヴォルザークの真骨頂―交響曲第8番その2
ドヴォルザーク節を堪能!―8つのユモレスク
「夢幻」の作りかた―ピアノ五重奏曲
栴檀は若芽より芳し―チェロ協奏曲イ長調
「わが母の教え給いし歌」の「非ピタリ」―「ジプシーの歌」と「モラヴィア二重唱曲」
地についた「血」―スラヴ舞曲集
思うさま歌って…―ピアノ三重奏曲「ドゥムキー」
面白さ満載!―セレナードホ長調
アイディア満載―セレナード二短調〔ほか〕

著者等紹介

池辺晋一郎[イケベシンイチロウ]
1943年水戸市生まれ。作曲を池内友次郎、島岡譲、矢代秋雄、三善晃の各氏に師事。67年東京芸術大学卒業。71年同大学院修了。在学中、安宅賞、66年日本音楽コンクール第1位、同年音楽之友社室内楽曲作曲懸賞第1位、67年中西音楽賞第3位、68年音楽之友社作曲賞などを受ける。以後、ザルツブルクTVオペラ祭優秀賞、イタリア放送協会賞3度、国際エミー賞、芸術祭優秀賞4度、尾高賞2度、毎日映画コンクール音楽賞3度、日本アカデミー賞優秀音楽賞9度(うち3度最優秀賞)、放送文化賞、紫綬褒章などを受章。現在、東京音楽大学教授、横浜みなとみらいホール館長などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あかピクミン

3
内容はかなり専門的で難しかったけど、本で紹介されている曲を聴きながら読むとその曲についてなんとなく詳しくなった気がした。初めて聴いて気に入った曲がいくつかあったのも良かった。2016/06/11

RuiRui

0
黒人霊歌ね、なるほどね2017/10/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5266500
  • ご注意事項