出版社内容情報
大好評の音符たちシリーズ第6弾!現代音楽の作曲家ならではの視点から、生誕200年を迎えたシューマンの音楽の面白さ新しさ偉大さを分析、紹介するユニークな読み物。
【著者紹介】池辺晋一郎
作曲家。1943年水戸出身、東京芸術大学音楽学部作曲科卒業。現在東京音楽大学教授。
内容説明
ロマン派の中のロマン派=シューマン。現代音楽の人気作曲家が、実験的で創意と遊び心いっぱいの天才作曲家の、生き物のような「音」の謎を解説します。少しだけ、クララとの恋愛にも触れながら。
目次
大胆さと激しさと…―ピアノ五重奏曲
てふてふが一匹生まれて飛んでいった―パピヨン
拍節マジックの面白さ―交響曲第3番「ライン」
その心理の権化かも…―マンフレッド序曲
何といっても愛の花なんです!―歌曲集「ミルテの花」
ピアノへの愛に貫かれ…―アラベスクと交響的練習曲
人なつっこい名曲―流浪の民
優しさの具現―チェロ協奏曲
3種の個性―3つの弦楽四重奏曲
子どものためのすごい仕事―「おとぎの絵本」「子どもの情景」他〔ほか〕
著者等紹介
池辺晋一郎[イケベシンイチロウ]
1943年水戸市生まれ。作曲を池内友次郎、島岡譲、矢代秋雄、三善晃の各氏に師事。67年東京芸術大学卒業。71年同大学院修了。在学中、安宅賞、66年日本音楽コンクール第1位、同年音楽之友社室内楽曲作曲懸賞第1位、67年中西音楽賞第3位、68年音楽之友社作曲賞などを受ける。以後、ザルツブルクTVオペラ祭優秀賞、イタリア放送協会賞3度、国際エミー賞、芸術祭優秀賞4度、尾高賞2度、毎日映画コンクール音楽賞3度、日本アカデミー賞優秀音楽賞9度(うち3度最優秀賞)、放送文化賞、紫綬褒章などを受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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