内容説明
多数の領邦国家の集合体であったドイツのバロック音楽は、教会音楽、オルガン音楽の分野で独自の展開をみせシュッツたちが基礎を築いた。その後、多国の影響を受け集成・総合したのがJ.S.バッハであり、ヘンデルであった。社会の動きの中で音楽を捉えた画期的労作。図版100点収載。
目次
1 ドイツ・バロックへの道
2 ハプスブルク家の宮廷音楽
3 ミュンヘンとザルツブルク
4 帝国自由都市と宮廷
5 バッハ一族のふるさと
6 ドレスデンの宮廷音楽
7 中部ドイツの都市をめぐって
8 ベルリンの宮廷とヴェルフ家の諸宮廷
9 北ドイツのハンザ都市ハンブルク
10 ステュアート王朝の始まり
11 チャールズ2世時代からアン女王時代へ
12 ヘンデルの時代