大衆の侮蔑―現代社会における文化闘争についての試論

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  • サイズ B6判/ページ数 149p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784275018670
  • NDC分類 361.62
  • Cコード C3010

内容説明

ファシズムと群衆の関係を論じて、ドイツの思想界に一石を投じたエリアス・カネッティの『大衆の力』から四十年が経った。ポスト・モダンのIT社会において、近代市民社会の主権者であった「大衆」はどこに向かっているのか?一昨年『人間界の規則』でドイツに一大論争を引き起こしたスローターダイクが、ホッブス、スピノザ、ニーチェ、ハイデッガーを結ぶ「主体性」論の系譜から、影の近代史としての「大衆」の歴史を再構成していく。

目次

1 人間の黒さ
2 概念としての侮蔑
3 二重の傷
4 人類学的差異について
5 大衆におけるアイデンティティー:無関心=非差異性

著者等紹介

仲正昌樹[ナカマサマサキ]
1963年広島県生まれ。1989年東京大学教育学部教育学科卒業。1996年東京大学総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程修了(学術博士)。現、金沢大学法学部助教授。専攻は社会思想・比較文学
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