内容説明
わが国の基盤技術を確立した先達の足跡をたどり、その息吹やエピソード、開発上の苦労点、ブレイクスルーの瞬間等を、極力臨場感ある記述でまとめた一冊。
目次
カメラ完全自動化への道を拓く(内田康男)
トランジスタはこうして実用化された(塚本哲男)
スエード調人工皮革を生んだ超微細繊維の開発(岡本三宜)
電子の音に耳をすませてシンセサイザーの開発物語(三枝文夫)
マイクロカプセル化で薬の効き方を制御可能に(鮫島政義)
ミクロ、ナノの世界を観察する道具をに入れる(只野文哉)
臨床医と寝食をともにして開発された胃カメラ(深海正治)
世界を制覇した小型モーター軸受の開発(菊池勇)
世紀の大事業「黒四ダム」建設(野瀬正儀)
地震、機械の揺れ、振動をどう制御するか(国枝正春)