内容説明
地熱エネルギーで持続可能な未来社会へ。火山国日本に無尽蔵にある「地熱エネルギー」利用や1年365日、朝から晩まで1日中電気をつくり続ける「地熱発電」のことがよくわかる本。
目次
イントロダクション―10分間で地熱早わかり
地球温暖化現象・ヒートアイランド現象・エネルギー危機と地熱エネルギー
再生可能エネルギーの中の地熱エネルギー
地球の中での熱の流れのしくみ
地熱の利用(地熱発電;地熱直接利用)
世界およびわが国における地熱開発の現状と課題
未来エネルギーとしての地熱エネルギー
近未来の地熱エネルギー利用
著者等紹介
江原幸雄[エハラサチオ]
九州大学名誉教授、理学博士、地熱情報研究所代表。1970年北海道大学理学部卒業、1974年北海道大学大学院理学研究科地球物理学専攻博士課程中退後、同大学理学部助手、九州大学工学部助手、同工学部助教授、教授、同大学院工学研究院教授(地球熱システム学)を経て、九州大学名誉教授、地熱情報研究所代表。この間、NEDO地熱開発促進調査委員会委員長、国際地熱協会理事、日本地熱学会会長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Masa.H
4
大学のときに江原先生の講義を聴いたことを思い出しながら読了。特に目新しいことは無かったけど、入門用としてはわかりやすい一冊だと思います。 高温岩体発電やシェールガスで必須の水圧破砕に変わる技術は無いものか?2013/03/03
kaizen@名古屋de朝活読書会
3
三重苦として 発電費用 國立公園 温泉問題 があることが分かる。 風力のような不安定さや公害問題がなければ,長く研究する価値はあると思った。2012/07/11
Kalessin
3
日本の地熱研究の第一人者江原幸雄九州大学名誉教授の新刊。専門外の人も十分読める内容である上、東北大震災後の地熱をとりまく状況も解説した本。地熱に関心のある人なら必読。2012/05/24
たぬき
2
概説だもね2013/04/08
Ryo Sogawa
2
原発をどうするのかということも確かに大事なのだが、並行して、地熱発電をベース電源として着実に育てて行くことはもっと大事なのではなかろうか、と、かねてから思い続けている。2013/03/03