出版社内容情報
DR(需要応答)・VPP(仮想発電所)・アグリゲーターのことが初歩から分かる!
「電力事業は大河ドラマ」をコンセプトに、明治時代黎明期から戦中戦後、高度経済成長期を経て東日本大震災・福島第一原子力発電所事故に至る電力事業の変遷を辿りつつ、電力システム改革で開花するDR(デマンドレスポンス)・VPP、そしてその担い手であるアグリゲーターについて分かりやすく解説しています。併せて、容量市場・需給調整市場・再生可能エネルギー主力電源化の在り方について、政府審議会委員と事業者の両目線で紐解きます。本文中のコラムでは、気になるキーワードの背景について、34年の知見を基に洞察を加えています。
電力ビジネスの未来を理解するため、エネルギービジネスに携わっている方や起業を目指す方、電気工学系を志す学生には必携の書です。
内容説明
本書は、“電力事業は大河ドラマ”をコンセプトに、明治時代黎明期から戦中戦後、高度経済成長期を経て、東日本大震災・福島第一原子力発電所事故に至る電力事業の変遷を辿りつつ、電力システム改革で開花するDR・VPP、そしてその担い手であるアグリゲーターについて分かりやすく解説しています。再生可能エネルギー主力電源化に向けて、電力ビジネスの未来を理解するため、エネルギービジネスに携わっている方や起業を目指す方、電気工学系を志す学生には必携の書です。
目次
第1章 電力事業は大河ドラマなり(140年前のエピソード;黎明期の電気事業 ほか)
第2章 分散型電源へのパラダイムシフト(アンバンドリングのインパクト;電力ビジネスにおけるプロシューマー ほか)
第3章 DR今昔(調整力・予備力の重要性;改めて考える需給調整契約 ほか)
第4章 VPPが創造する新たな時代(新・ベストミックスの構成要素;BalancingからFlexibilityへ ほか)
著者等紹介
市村健[イチムラタケシ]
エナジープールジャパン(株)代表取締役社長兼CEO。1987年東京電力(株)入社。本店原子燃料部にてカナダ・ウラン鉱山権益買収プロジェクト、世界原子力協会(本部ロンドン)事務局を担務の後、本店総務部にて広報渉外・官庁調整・危機管理業務など17年にわたり従事。その間、議員立法である「エネルギー政策基本法」起草にも携わる。2014年東京電力を退社。同年シュナイダーエレクトリック(株)DR事業部ディレクター(エナジープール日本法人設立統括)。2015年より現職。併せて、資源エネルギー庁ERAB検討会・委員(制御量評価WG・委員)、電力広域的運営推進機関需給調整市場検討小委員会・委員、資源エネルギー庁次世代技術を活用した新たな電力プラットフォームの在り方研究会・オブザーバーを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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