内容説明
SF小説、SF映画等に出てくる素晴らしいテクノロジー。このような夢の「未来マシン」のいくつかは実現したものの、多くは空想のままです。憧れの「未来マシン」関連の技術・開発は、現在どのような位置にあるのか、実現までのハードル、可能性や意外な盲点、不可能な点などについて深く追求、紹介します。
目次
プロローグ 未来マシンの「その後」が気になる
第1章 エアカー―「車輪をなくしたい」というあくなき願望
第2章 超々音速機―まだまだあきらめていない「コンコルドの次」
第3章 腕時計型通信機―未来マシンを超えた現代の携帯電話の向かう先
第4章 自動調理器―電子レンジは自動調理の夢を見るか?
第5章 ロボット―「ロボット」の定義と技術開発の現実
エピローグ 未来マシンがつくる「楽しい未来」
著者等紹介
石川憲二[イシカワケンジ]
科学技術ジャーナリスト、作家。1958年、東京生まれ。東京理科大学理学部卒業。週刊誌記者を経てフリーランスの編集者&ライターに。書籍や雑誌の制作および小説の執筆を行っているほか、25年以上にわたって企業を取材し、技術とビジネスに関する解説記事を書き続けている。扱ってきた科学技術領域は、電気・電子、機械、航空・宇宙、デバイス、材料、化学、光学、コンピュータ、システム、通信、ロボット、エネルギーなど(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Humbaba
5
人が想像したものであれば、その多くは実現可能である。実際に、同等以上の能力を持つ機械がすでに作られているものもある。現在はまだ実現していないものであっても、それを実現するために着実に研究が進められている。ただし、技術的に実現することと、それがだれでも手に入る価格とすることには非常に大きな差がある。2013/09/19
がぉ@春待人
3
エアカー、超音速飛行機、腕時計型通信機、自動調理機、ロボット それぞれの、未来予想と、現実での製品。 予想外に進んだものがあれば、いつの間にか消滅の危機に陥っているものも・・・ まぁ、そんなもんですわねって所ですが、作者は飛行機が好きなんですかね? エアカー(中身は飛行機の話)と超音速飛行機で2/3を占めてます。 このあたりのメジャーどころではなく、もっといろいろな物を取り上げて欲しかったところ。2016/07/14
yyrn
1
昭和の時代に未来を語るとき、必ずといってもイイほど登場した、車輪のないエアカーやマッハ5の超々音速機、ウルトラセブンにも登場した腕時計型通信機、自動調理器、ロボットなどについて、それがどこまで実現し、実現できていないか、またその理由は?を科学技術ジャーナリストの作者が子どものころに憧れた思いとともに読み物として分かりやすく綴った本。私にはとても面白かった。 2013/10/05
takao
0
ふむ2017/09/30
satto
0
発行が4年前なのでちょい古めだが、スマホが出始めた頃なので、通信技術への言及はあり。らくらくスマホの予言は当たってたね。エアカーのイメージは個人的にはデロリアンのイメージが強いので、ホバークラフトはコレジャナイ感。自動運転には言及なし。自動調理器はレトルト食品+電子レンジのアイデアが挙げられてたけど、今なら3Dプリンタで作った人口肉とかが出てきてるんで、4年でも随分未来に来てるんだなあと感じる。2016/04/06