内容説明
dRubyはごく普通のRubyオブジェクトをプロセス/ネットワークを越えてやりとりしたり、呼び出したりするためのシームレスな仕掛けです。いつものRubyのプログラミングの延長線上に、ごくごく自然に分散オブジェクトの世界を見せてくれます。本書の目的は、最新のdRubyに関する情報をまとめることと、dRubyとその周辺のライブラリを理解し応用するためのチュートリアルとなることです。そのために、dRuby 2に基づいて全く新たに書き起こし、irbを用いた対話的な実験やサンプルコードを盛り込みました。
目次
第1章 分散オブジェクトシステムdRuby
第2章 Hello,dRuby.
第3章 eRuby
第4章 参照渡しと値渡し
第5章 マルチスレッド
第6章 Webアプリケーション
第7章 Rindaによるプロセスの協調
第8章 GCとのつきあい
第9章 dRubyのセキュリティ
著者等紹介
関将俊[セキマサトシ]
プログラマ。オブジェクト指向プログラミング、分散システム、エクストリームプログラミングに興味を持つ。好きな言語はCとRuby、好きなメソッドはmethod_missingとinjectである。現在、東芝医用システムエンジニアリング株式会社に在籍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。