内容説明
本巻は、明治初期の洋風彫刻から大正・昭和初期までの日本の近代彫刻を展望しようとするものである。高村光雲、荻原守衛、中原悌二郎、高村光太郎ら十人の作家たちの代表的な作品を選び、それぞれの作家の基礎的な研究に新しい視点を加えて、読者に日本の近代彫刻の展開を知って興味をもっていただこうとするものである。
目次
近代の彫刻
高村光雲〈老猿〉
高村光太郎〈腕〉
橋本平八〈或る日の少女〉
新海竹太郎〈ゆあみ〉
朝倉文夫〈墓守〉
荻原守衛〈女〉
中原悌二郎〈若きカフカス人〉
戸張孤雁〈足芸〉
石井鶴三〈信濃男〉
藤川勇造〈Mr.ボース〉