君たちは戦争で死ねるか―小林よしのり『戦争論』批判

君たちは戦争で死ねるか―小林よしのり『戦争論』批判

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  • サイズ A5判/ページ数 189p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784272520565
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0021

内容説明

『戦争論』は何をどう語っているか。「大東亜戦争」を肯定し、戦争で死ぬことを賛美する『戦争論』の虚構を、歴史の事実と資料にもとづきながら、一つ一つあばいていく。

目次

1 『戦争論』は何をどう語っているか(『戦争論』の構成と内容;『戦争論』への道程 ほか)
2 『戦争論』の虚構と歴史の真実(「大東亜戦争肯定」論・「解放戦争」論の虚構;『戦争論』に真の戦争論なし ほか)
3 戦争のなかの生と死をどうみているか―個の尊厳を尊重する平和な未来の礎を築くために(国民を侵略戦争に動員する国家の「公」の論理―国民にとって「公」とは何だったのか;侵略戦争で「死」ぬことを決断させる論理―「祖父たち」はどのようにして「個」をのり越えたのか ほか)
4 『戦争論』に未来を託せるか(『戦争論』の目的;『戦争論』登場の意味とその現代戦争認識 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

aritan

2
小林よしのりの『戦争論』に対する毛嫌いというのもあり、また実物に当たるのが面倒だからという理由で、この本を読んだ。とはいえ内容の批判なので、かの『戦争論』の中身を当然ながら詳細に知ることはできない。思ったのは、「戦争は合法的に暴力を振るえる」のなら、欧米諸国がアジア各地での暴力も合法的であり、それに日本軍の暴力がぶつかっただけなら、それの正当化は欧米の植民地支配に対しての正義というのはどういうコッチャとは思いました。2018/11/08

bigtree

2
高名な大日方純夫早大教授が論陣をはっているので、興味を持ちました。小林よしのりさんは私とは違う思想の持ち主ですが、論旨は明快だし、何よりよく勉強しておられ、その点はリスペクトに値する人だと思います。その小林氏を、大日方先生たちがどう論破していくのか興味深く読めました。2015/09/02

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