目次
1 なぜ援助職にメンタルヘルスケアが必要か
2 こんな症状がはじまったら
3 「もえつき」のプロセスをとらえる
4 何が原因なのか?
5 回復とセルフケア
6 援助専門職として必要なこと
著者等紹介
水澤都加佐[ミズサワツカサ]
1943年生まれ。学習院大学卒。日本社会事業大学研究科修了。1975年渡米。カリフォルニア州のベティ・フォード・センター、アリゾナ州のメドースなどでクリニカル・ソーシャル・ワーカーとしてトレーニングを受ける。神奈川県立病院心理相談科長を経て、1994年より(株)アスク・ヒューマン・ケア取締役研修相談センター所長。2005年Healing&Recovery Instituteを横浜に開設(下記)。さまざまな心の問題についてのカウンセリングを行う傍ら、全国で講演、講座を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Twakiz
36
人を援助する仕事をしていると、自分のつらさを二の次にして他人のため働いてそれに感謝されることで自分を満たそうとしているといつか破綻するという指摘。その他、燃え尽きやすい行動やどんな症状が出てくるのか、等びっくりするくらい自分に当てはまっていてびっくらした。15年も前の本ですがリーダブル。自分をまずケアすること、境界線を引くこと、そのあたりからまず。2023/05/20
さなごん
22
読みやすかった。ここにあったリストを参考に自分のメンタルヘルス見直そう。2016/04/20
カッパ
12
私としては真新しいものはなかったです。しかし、対人援助を選んだ私。その裏には共依存になりやすく、自分をケアされるのが苦手で仕事を分離しにくい私がいるのです。仕事だとわりきってつきあっていくことが今後は大切になっていきそうです。2018/12/01
ダブルケイ
8
ああ腹にストンと落ちた。他人と境界線を引くこと。周囲への使命感義務感責任感が強すぎることを意識して、自分自身の健康幸福に責任をもつ。問題を解決しようと奮闘するんじゃなく、理解し分かち合い感じることで十分。2017/02/24
ちゃみぃー
7
【図書館】私には程遠い題名でしたが、人の為(ため)と書いて、偽りとなるっていう一文が胸に刺さりました。いつも一番大切なのは自分なんですね。2011/03/12