内容説明
本書は、これまでの虐待防止のマニュアル本とは違い、多くの職種の人たちが、みずからの経験を率直に語っている。とかくハウツーが盛り込まれた本が氾濫するなかで、本書は単なる方法論に傾かないよう、個別の経験を最大限重視し、同時に虐待問題が提示する現代社会へのメッセージをできうるかぎり盛り込んだ。
目次
1 虐待をどう把握するか(報告(子どもの虐待防止センターの現場から;保健センターのとりくみから)
討論)
2 虐待の原因とケア(報告(アダルト・チルドレンと虐待問題;児童相談所の現場から)
討論)
3 虐待防止法と現場の課題(報告(ケアの充実が急務;児童虐待防止法の課題と問題点)
討論)
著者等紹介
信田さよ子[ノブタサヨコ]
1946年、岐阜県生。69年、お茶の水女子大学文教育学部哲学科卒業、73年、同大学院修士課程(児童学)修了。95年より原宿カウンセリングセンター所長。臨床心理士
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