出版社内容情報
第4巻は1800年から1918年。市民革命と産業革命をへて第1次世界大戦へと至る道をイラスト地図で展開。
人類の歴史を「輪切り」で見る絵本シリーズ、第4巻は1800年から1918年。市民革命と産業革命をへて、列強による植民地の分割、第1次世界大戦へと至る道を「社会のしくみ」「人びとのくらし」の二つのイラスト地図で見せます。
(監修者より)
これまでの「世界史」の本や教科書は、世界をいくつかの地域に分け、それぞれの地域の過去から現代に至る歴史を、時間軸にそって説明する、いわば「縦の世界史」でした。対して、このシリーズでは、それぞれの時代において、つねに人類社会全体を見わたし、各時期の世界全体を視野におさめるように努めました。
グローバル化が進む現代においては、世界をいくつかの地域にわけて語る「縦の世界史」よりも、地域どうしの交流や人びとの生活のつながりを見る「横の世界史」の重要性が増しています。過去の人類の社会と、現在わたしたちがくらす世界がどのように違い、どこが似ているのかを、このシリーズを読んで考えてみてください。
はじめに
1800年ごろの世界(社会のしくみ/人びとのくらし)
1850年ごろの世界(社会のしくみ/人びとのくらし)
コラム?@ 「ジャポニズム」の歴史
1880年ごろの世界(社会のしくみ/人びとのくらし)
コラム?A 洋服の歴史
1918年ごろの世界(社会のしくみ/人びとのくらし)
【著者紹介】
1953年生まれ、東京大学東洋文化研究所教授(世界史・比較歴史学)。著書に『イスラーム世界の創造』(東京大学出版会)、『新しい世界史へ』(岩波新書)ほか。国民国家やヨーロッパ対アジアという構図にとらわれない新しい世界史=グローバルヒストリーの叙述を提唱し、各国の歴史学者との共同研究にとりくんでいる。
目次
1800年ごろの世界(社会のしくみ―革命の時代;人びとのくらし―生活を変えてゆく革命)
1850年ごろの世界(社会のしくみ―国民国家のはじまり;人びとのくらし―工業化でつながるくらし)
1880年ごろの世界(社会のしくみ―帝国主義の時代;人びとのくらし―科学技術がもたらした光と影)
1918年ごろの世界(社会のしくみ―はじめての世界大戦;人びとのくらし―大戦のなかのくらし)
著者等紹介
羽田正[ハネダマサシ]
1953年生まれ、東京大学東洋文化研究所教授(世界史・比較歴史学)。国民国家やヨーロッパ対アジアという構図にとらわれない、新しい世界史=グローバルヒストリーの叙述を提唱し、各国の歴史学者との共同研究にとりくんでいる
後藤絵美[ゴトウエミ]
東京大学東洋文化研究所助教(西アジア・中東地域文化研究)
鵜飼敦子[ウカイアツコ]
日本学術振興会特別研究員(日仏文化交渉史)
おちあいけいこ[オチアイケイコ]
イラストレーター。武蔵野美術大学短期大学部卒業、デザイン事務所勤務ののちフリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。