出版社内容情報
大航海時代の幕開けによりヨーロッパとアジア、アフリカ、そしてアメリカ大陸をつなぐかけはしが成立、世界を大きく変えていく。
輪切りで見る歴史絵本シリーズ第3巻は1450年から1750年。大航海時代の幕が開き、ヨーロッパとアジア、アフリカ、そしてアメリカ大陸をつなぐかけはしを多様なモノや人が移動した。そのことは世界のありかたを大きく変えていく。
【既刊】
?@世界史のはじまり(2016年2月刊行)
?Aさまざまな世界像(2015年12月刊行)
?C大きく動きだす世界(2015年8月刊行)
?D変わりつづける世界(2015年6月刊行)
(監修者より)
これまでの「世界史」の本や教科書は、世界をいくつかの地域に分け、それぞれの地域の過去から現代に至る歴史を、時間軸にそって説明する、いわば「縦の世界史」でした。対して、このシリーズでは、それぞれの時代において、つねに人類社会全体を見わたし、各時期の世界全体を視野におさめるように努めました。
グローバル化が進む現代においては、世界をいくつかの地域にわけて語る「縦の世界史」よりも、地域どうしの交流や人びとの生活のつながりを見る「横の世界史」の重要性が増しています。過去の人類の社会と、現在わたしたちがくらす世界がどのように違い、どこが似ているのかを、このシリーズを読んで考えてみてください。
はじめに
1450年ごろの世界(社会のしくみ/人びとのくらし)
コラム?@ 日本町の歴史
1550年ごろの世界(社会のしくみ/人びとのくらし)
コラム?A 地図の歴史
1650年ごろの世界(社会のしくみ/人びとのくらし)
1750年ごろの世界(社会のしくみ/人びとのくらし)
【著者紹介】
1953年生まれ、東京大学東洋文化研究所教授(世界史・比較歴史学)。著書に『イスラーム世界の創造』(東京大学出版会)、『新しい世界史へ』(岩波新書)ほか。国民国家やヨーロッパ対アジアという構図にとらわれない新しい世界史=グローバルヒストリーの叙述を提唱し、各国の歴史学者との共同研究にとりくんでいる。
目次
1450年ごろの世界(社会のしくみ 三つの海と、その外と;人びとのくらし 伝わる技術・味・知識)
1550年ごろの世界(社会のしくみ 大西洋を舞台に;人びとのくらし 大海をこえる人・モノ・情報)
1650年ごろの世界(社会のしくみ 多様性か、統一性か?;人びとのくらし 新しい人気商品を生産する人、消費する人)
1750年ごろの世界(社会のしくみ 「新しいパンゲア」と変わりはじめる世界;人びとのくらし 伝統的な社会の変化)
著者等紹介
羽田正[ハネダマサシ]
1953年生まれ、東京大学東洋文化研究所教授(世界史・比較歴史学)。国民国家やヨーロッパ対アジアという構図にとらわれない、新しい世界史=グローバルヒストリーの叙述を提唱し、各国の歴史学者との共同研究にとりくんでいる
佐治奈通子[サジナツコ]
1985年生まれ、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程(アジア文化研究)
竹永絵里[タケナガエリ]
1981年生まれ、イラストレーター。多摩美術大学情報デザイン学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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