出版社内容情報
輪切りで歴史を見るシリーズ第1巻。人類の発祥と各地への移動、文明の誕生、文字や宗教の発生などを豊富なイラストで描く。
人類の歴史を「輪切り」で見る絵本シリーズの第1巻。1万年以上前の太古から人類は移動を続け、各地の環境にあわせたくらし方を身につけてきた。文明の誕生、文字や宗教の発生など、世界史のはじまりを豊富なイラストで描く。
【既刊】
?D変わりつづける世界(2015年6月刊行)
?C大きく動きだす世界(2016年8月刊行)
?Aさまざまな世界像(2015年12月刊行)
【続刊】
?B海をこえてつながる世界(2016年3月刊行予定)
【監修者より】
これまでの「世界史」の本や教科書は、世界をいくつかの地域に分け、それぞれの地域の過去から現代に至る歴史を、時間軸にそって説明する、いわば「縦の世界史」でした。対して、このシリーズでは、それぞれの時代において、つねに人類社会全体を見わたし、各時期の世界全体を視野におさめるように努めました。
グローバル化が進む現代においては、世界をいくつかの地域にわけて語る「縦の世界史」よりも、地域どうしの交流や人びとの生活のつながりを見る「横の世界史」の重要性が増しています。過去の人類の社会と、現在わたしたちがくらす世界がどのように違い、どこが似ているのかを、このシリーズを読んで考えてみてください。
この本を読むみなさんへ(監修のことば)
わたしたちのくらす世界の誕生
人類の長い長い旅
紀元前5000年ごろの世界
紀元前3000年ごろの世界(社会のしくみ/人びとのくらし)
コラム?@
紀元前500年ごろの世界(社会のしくみ/人びとのくらし)
コラム?A
紀元前後の世界(社会のしくみ/人びとのくらし)
【著者紹介】
1953年生まれ、東京大学東洋文化研究所教授(世界史・比較歴史学)。著書に『イスラーム世界の創造』(東京大学出版会)、『新しい世界史へ』(岩波新書)ほか。国民国家やヨーロッパ対アジアという構図にとらわれない新しい世界史=グローバルヒストリーの叙述を提唱し、各国の歴史学者との共同研究にとりくんでいる。
目次
人類の歴史のはじまり(世界史の舞台の誕生;人類の長い長い旅)
紀元前5000年ごろの世界(ごはんやパンや肉を手に入れるには?)
紀元前3000年ごろの世界(社会のしくみ 大きな町・小さな村、偉い人・偉くない人!?;人びとのくらし 文字のはじまり―記憶と記録)
紀元前500年ごろの世界(社会のしくみ ただ生きるだけじゃない!よりよく生きるには?;人びとのくらし 鉄の加工技術が広まる)
紀元前後の世界(社会のしくみ 統治のしかたはさまざま;人びとのくらし 旅の目的もさまざま)
著者等紹介
羽田正[ハネダマサシ]
1953年生まれ、東京大学東洋文化研究所教授(世界史・比較歴史学)。国民国家やヨーロッパ対アジアという構図にとらわれない、新しい世界史=グローバルヒストリーの叙述を提唱し、各国の歴史学者との共同研究にとりくんでいる
宇野瑞木[ウノミズキ]
1979年生まれ、専修大学文学部非常勤講師(東アジア説話・表象文化研究)
おちあいけいこ[オチアイケイコ]
イラストレーター。武蔵野美術大学短期大学部卒業、デザイン事務所勤務ののちフリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。