焼けあとのちかい

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  • サイズ B5判/ページ数 48p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784272408573
  • NDC分類 E
  • Cコード C8721

出版社内容情報

開戦から次第に苦しくなる下町の生活、疎開、勤労動員、そして東京大空襲。猛火を生きのびた半藤少年は焼けあとでちかった――。

内容説明

半藤少年の戦争体験を描いた初の絵本!東京の下町、向島で生まれ育った半藤少年は、メンコとベエゴマが大好きなわんぱくだった。小学5年生でアメリカとの戦争が始まり、東京大空襲の猛火を生きのびたのが中学2年生のとき。半藤少年が焼けあとでちかったこととは―。大胆な画風で注目を集める塚本やすし渾身の作!!

著者等紹介

半藤一利[ハンドウカズトシ]
1930(昭和5)年に東京府東京市向島区(現在の東京都墨田区)で生まれる。勉強よりもメンコやベエゴマ、すもうに熱中する悪ガキ少年で、東京府立第七中学校(現在の都立隅田川高校)に入学するが、成績は300人中200番台であった。中学2年生で東京大空襲にあい、その後東京をはなれ父のふるさとの新潟県長岡で終戦をむかえる。長岡中学で悪ガキ少年から“勉強青年”にかわり、旧制浦和高校ではボート部に所属、寮にあった本をむさぼり読む。進学した東京大学(文学部)でボートにふたたび挑戦、4年のときに全日本優勝をはたす。出版社の文藝春秋に入社した1週間後、作家の坂口安吾の家に1週間泊まって話を聞いたことがきっかけで歴史のおもしろさに目覚める。数々の作家の担当編集や雑誌の編集長などをつとめあげ、文藝春秋を退社。以来「歴史探偵」作家として数多くの著作を発表している。おもな作品に『日本のいちばん長い日―運命の八月十五日決定版』(文藝春秋)など多数。『焼けあとのちかい』は初めての絵本である

塚本やすし[ツカモトヤスシ]
1965(昭和40)年に東京都墨田区本所で生まれる。幼いころより、母親から東京大空襲を体験した話を聞かされて育つ。勉強は大きらいだったが、小学2年生のときに図工の先生から教科書にかいたらくがきの絵をほめられて、絵をかく楽しさに目覚める。墨田区立本所中学校を卒業し、本郷高校に進学、デザインを勉強、卒業後しばらくデザイン事務所で働いたあとに独立し、おもに広告や本のデザイン、イラストなどの仕事をつづけながら、2010年『このすしなあに』(ポプラ社)で絵本作家としてデビュー。ユーモラスな絵本から思いをつたえる絵本まで、はば広い作品を発表するとともに、数々の絵本賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

zero1

108
【戦争だけは絶対にはじめてはいけない】という【歴史探偵】半藤の叫びを真剣に受け止めろ!下町の向島に住む半藤一家は中二で空襲に遭う。川に飛び込み間一髪、生き残った彼。小学校教師は【正義ある日本が絶対に勝つ】と言っていたがウソだった。この世に【絶対】は無いことを半藤は学んだ(後述)。今年も終戦の八月がやって来る。戦争について日頃から学んでおこう。半藤は今年1月90歳で亡くなった。日露戦争の勘違いや靖国神社でのA級戦犯合祀など多くのことを教えてくれた彼の死を悼む。彼の主張を我々はどう生かす?2021/06/13

へくとぱすかる

101
後半は涙腺が堰を切りそうになった。半藤さん15歳の東京大空襲の体験は既読だが、こうして絵本で読むと、その思いがより直接に響いてくる。写真でよく見かける、ソフトをかぶった老境の半藤さんが回想を始めるのは、戦争前の少年のころ。近所の子どもと神社で遊んだ、それなりに平穏だった日常が崩れていく。3月10日の場面はまことにすさまじい。おそらく半藤さん本人のチェックのもとで描かれたのだろう。近所の友だちも焼け死んだ。お父さんとの再会が涙なしに読めない。「戦争だけは絶対に始めてはいけない」それが半藤さんの誓いだった。2022/01/21

yomineko@猫と共に生きる

75
読み友様からのご紹介です。戦争の悲惨さが凝縮されている素晴らしい絵本。半藤さんは昨年お亡くなりになられましたが、戦争体験者が次々といなくなる前に色々なお話を聞きたいです。戦争だけは絶対に始めてはいけない!の叫び声が、あの悪魔に聞こえるでしょうか?2022/04/19

けんとまん1007

68
昭和史。半藤さんの体験からの思いが、痛いくらいに伝わってくる。「絶対」という言葉への思い。この国では、相変わらず使われている言葉だ。何故、こんなにも変わらないのか。しかし、諦めるわけにはいかない。2023/01/26

とよぽん

67
半藤一利さんの遺言のような絵本だ。「歴史探偵」作家がこの絵本を残したのは、未来を担う子どもたちに自分の子ども時代の辛い体験や狂った世の中を知ってもらい、こんな戦争は「絶対に」はじめてはいけないと伝えたかったからだと思う。塚本やすしさんの絵が力強く、文章とマッチして説得力あふれる作品になっている。2021/03/13

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