内容説明
こころをキズつけるとたいへんなことになるんだって?!こころのキズってなに。こんなふうに考えたらおもしろい、考える絵本シリーズ。
著者等紹介
香山リカ[カヤマリカ]
1960年北海道札幌市生まれ。東京医科大学卒。精神科医、立教大学現代心理学部映像身体学科教授。臨床経験を生かして、新聞、雑誌で社会批評、文化批評、書評などを手がけ、現代人の“心の病”について洞察を続けている
益田ミリ[マスダミリ]
1969年大阪府生まれ。イラストレーター。他に、エッセイ、マンガも手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
114
図書館本 香山リカさんが絵本を出していた、初耳でビックリでした。 ちょい悪ばんそうこうの妖力(?)で他人の心の本音(悲鳴)が聞こえるようになった主人公の女の子がささいなことで傷ついてしまう心の性質や傷ついた心をいやす術を学んでいきます。傷ついた心をいやすのはラノベやアニメで出てくるような超人的なパワーではなく人の話にしっかり耳を傾け共感する力の模様。これなら主な読者層のちびっこさんにも実行可能です。2020/01/04
パフちゃん@かのん変更
54
益田ミリさんの絵もいい。体の傷は分かりやすいが、心の傷は目に見えないだけに難しい。チョイ悪風のばんそうこうが教えてくれた心の傷のこと。こんな便利な絆創膏があればもっと住みよい世の中になるのにね。悪気のないほんの少しのことでも相手は傷つくかもしれない。言った人にもなにか訳があったのかもしれない。そういうこころの動きを考える手掛かりになる絵本。低学年の道徳に使ったらいいと思います。2018/01/28
りお
26
体の傷は目に見えるものだから他の人にとっても分かりやすいけど心の傷は他の人から分かりにくいし自分でも気が付かないことが多い。後になってからあの頃の自分はとても辛く傷付いていたと気がつくこともある。相手の心の傷や痛みについて考えるきっかけになる本。2021/07/02
tokotoko
24
益田ミリさんのイラストが好きで、うれしくなって借りた本。内容はあっさりとしている。「心の傷」を知らせてくれた「ちょい悪ばんそうこう」が何とも味があって・・・!でも、もしかしたら、ホントの心の奥を言えるのは、清く正しく偉い人ではなくて、肩の力を抜ける「ちょい悪」な人なのかもしれないなぁ。めざそう!「ちょい悪」な人!そして、きつい言動をする人の心にも傷があるんじゃないかなぁって思えるひろーい心を持ちたいよ!・・・いつの日か(^_-)-☆2013/08/05
ぱんにゃー
23
精神科医の香山リカさん今度は絵本にチャレンジですか、頑張りますね。ありがとう。/益田ミリさん好きです。普段の作品は頑張り過ぎなくてもいいんだよ。と言ってくれているような気がします。ありがとう。/この本もありがとう。2013/08/09