１０代のセルフケア なぜ自分を傷つけるの？―リストカット症候群

クラーク，アリシア【著】〈Ｃｌａｒｋｅ，Ａｌｉｃｉａ〉/水沢 都加佐【監修】/上田 勢子【訳】

大月書店（2005/06発売）

• サイズ B6判／ページ数 109p／高さ 19cm
• 商品コード 9784272405411
• NDC分類 367.6
• Cコード C8337

内容説明

自分を大切にするために。自分の中のおさえきれない痛みや苦しみをどうにかしたいと思っているあなたへ。

目次

はじめに…リストカットは自傷行為
１　自傷行為ってなに？
２　なぜ自分を傷つけるの？
３　自傷につながる問題
４　自傷行為がひきおこすこと
５　どんな治療が必要か
６　自分でできること
７　より深刻な問題
８　友だちを助けるには

著者等紹介

クラーク，アリシア［クラーク，アリシア］［Ｃｌａｒｋｅ，Ａｌｉｃｉａ］
オクラホマ州タルサ市の、パークサイド・ヘルスサービス病院の外来患者セラピスト。１９７４年から州立病院の精神科助手、ノーマンとタルサのメンタルヘルス・センターやクリニックでソーシャル・ワーカー、ミッドウェスト市とタルサ市で心理学インストラクターとして、さまざまなメンタルヘルス分野で活躍。現在は、子ども時代に性的虐待を受けた大人のためのグループをつくり、セラピストとして活動している

水沢都加佐［ミズサワツカサ］
１９４３年生まれ。学習院大学卒。日本社会事業大学研究科修了。１９７５年渡米。カリフォルニア州のベティ・フォード・センター、アリゾナ州のメドースなどでクリニカル・ソーシャル・ワーカーとしてトレーニングを受ける。神奈川県立病院心理相談科長を経て、１９９４年より（株）アスク・ヒューマン・ケア取締役研修相談センター所長。２００５年Ｈｅａｌｉｎｇ＆Ｒｅｃｏｖｅｒｙ　Ｉｎｓｔｉｔｕｔｅを横浜に開設。さまざまな心の問題についてのカウンセリングを行っている

上田勢子［ウエダセイコ］
１９５５年生まれ。福岡県出身。１９７２年慶応義塾大学文学部卒業。アム・コーポレイション・アメリカ代表、カーメル写真センター副理事。写真集や教育関連図書の企画・翻訳を手がける
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[竹生]

リストカットをはじめとする自傷行為への理解がほんの少し深まった気がする。 この本を読んだだけで理解できるほど自傷行為は簡単なものではないと感じた。 まだまだ、自分には知識が足りないのでたくさん本を読まなければいけない。

2020/07/01

[こはる]

思春期の子ども向けに書かれた本だという印象。いかにも海外の文献を訳しましたよという文調で、どうも遠いところの話だと感じてしまう。基礎的な知識を受けるためには良い本。

2011/09/12

[にゃむ]

自傷行為について実例を挙げているのでわかりやすいです。難しい言葉は使ってなくてさらっと読めるので、少しでも興味があれば読んでみると新しい発見があると思います。

2012/01/12

[kamakama]

とてもわかりやすく書かれていると思います。みずみずしい感性とエネルギーを持っているのに、空回りしてしまっている若い人たちが読んで自分のために使ってほしい。

2010/10/20

[gin]

頭ごなしにやめろと言うのは逆効果です。かといって、扱いにくいからといって腫れ物のように接するのもよくありません。それなら、最初から構わない方がいいです。自傷者の援助には根気が必要なようです。もちろん、当事者も。

2010/10/19