生きたかった―相模原障害者殺傷事件が問いかけるもの

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生きたかった―相模原障害者殺傷事件が問いかけるもの

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  • サイズ A5判/ページ数 159p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784272360888
  • NDC分類 369.27
  • Cコード C0036

目次

1 日本社会のあり方を根本から問い、犠牲者に報いるために
2 相模原障害者施設殺傷事件に潜む「選別」と「排除」の論理
3 精神科医の立場から相模原事件をどう見るか
4 相模原事件の背景と自治体・国の責任
5 相模原事件の根源を問う―人権保障の視点から
6 共生の社会を地域からつくるために

著者等紹介

藤井克徳[フジイカツノリ]
NPO法人日本障害者協議会(JD)代表、きょうされん専務理事

池上洋通[イケガミヒロミチ]
自治体問題研究所理事、日野市障害者関係団体連絡協議会監査

石川満[イシカワミツル]
多摩住民自治研究所理事、元日本福祉大学教授

井上英夫[イノウエヒデオ]
金沢大学名誉教授、佛教大学客員教授。生存権裁判を支援する全国連絡会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆう。

37
相模原障害者殺傷事件が、社会に問いかけるものは何かを深く考えることができました。生きるに値しない命はありません。この問題では優生思想のもつ怖さが指摘されており、なぜ優生思想が今を持って蔓延っているのか考えることが大切なのだと思います。この事件は障害者問題の縮図であり、日本社会の投影だと思うからです。新自由主義社会のなかで一人ひとりの尊厳よりも「一億総活躍」できる儲けに役立つ人だけを求める政治的背景は、この事件の背景にあるのではないでしょうか。人権・生存権思想を今一度考え直す必要があると思いました。2017/01/04

ぼのり

33
知的障害者施設で起きた重複障害者ばかり19人も刺殺された痛ましい事件。犯人は『障害者は無価値。社会のためにも抹殺した方がいい。』との考えを持っていた。ヘイトクライムと優生思想、措置入院制度、人権保護、被害者の匿名報道など様々な問題浮き彫りに…。約70年前にはナチス・ドイツで障害者が20万人以上が抹殺され、日本でも「優生保護法」がつい20数年前まであった。現在でも「出生前診断」が普及しつつあることからも、優生思想は現在でも確実にある。「障害者への差別や偏見」について色々考えさせられた。(2019-024) 2019/01/28

gtn

16
福祉という聖業に携わることによって、かえって悪魔の思想を生んだのではと、絶望的な発想をしてしまう。教育者や公務員等もそうだが、福祉従事者は「何のための仕事か」という原点を再確認する必要がある。2020/07/10

Baron

6
相模原障害者殺傷事件は、単なる一異常者が引き起こした犯罪だと断じるのはたやすい。 しかし、このような犯罪が起こるような背景、土壌がこの国にあったからこそ引き起こされたという見方もできる。 残念ながら、現代の経済至上主義の日本社会は効率性、生産性、速度が重視され、そこからこぼれ落ちた人間(つまり障害者)は非常に生きにくいようにできている。 政治家が優生思想を思わせる発言をし、ヘイトクライムもネット上で盛り上がりをみせる昨今、今の日本はどこかおかしい方向に突き進んでいるともいえるのではなかろうか?2017/05/22

のら

5
以前、小池知事が障害を持った職人(壮年男性)さんと会話している場面をニュースで見ました。そのときの知事の言葉づかいに非常に違和感を持ちました。まるで、母が子に話しかけるような口調だったからです。小池知事には悪意も偏見も皆無だったと思います。それでも、障害者=弱者=保護対象という無意識から、あのような口調になったのだと思います。先の事件と本書を読んで、私たちは障害者のことを対等な存在と見ているのか、心のどこかで劣った存在と見てはいないか、考えさせられました。2017/06/21

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