出版社内容情報
障害の重い子の「救済」から、発達と教育の「保障」へと転換した1960年代。その時代に島田療育園が果たした実践的役割を検証。
1960年代は重症心身障害児施設がつくられ、すべての子どもの就学保障にむかって、療育の試みがなされた萌芽期であった。その10年間に島田療育園が果たした役割は何であったかを実践的・理論的に問い直し、今日的課題を提示する。
1 1960年代の障害の重い子どもの状況
2 島田療育園の誕生
3 島田療育園の光景
4 重症児の幸せとは
5 守られなかった子どもたち
6 重症児の発達をどうとらえたか
7 重症児の医療と介護
8 療育条件と実践
9 学習と生活の指導
10 重症児の医療・福祉から教育へ
【著者紹介】
島田療育園児童指導員、東北大学、帯広大谷短期大学を経て、1974年北海道教育大学釧路校。2006年、北海道教育大学名誉教授、現在、帯広大谷短期大学教授(嘱託)専門:発達心理学、障害児心理学
内容説明
重症心身障害児療育の胎動期を描く実践記録。
目次
第1章 1960年代の障害の重い子どもの状況
第2章 島田療育園の誕生
第3章 島田療育園の光景
第4章 重症児の幸せとは
第5章 守られなかった子どもたち
第6章 重症児の発達をどうとらえたか
第7章 重症児の医療と介護
第8章 療育条件と実践
第9章 学習と生活の指導
第10章 重症児の医療・福祉から教育へ
著者等紹介
明神もと子[ミョウジンモトコ]
旧姓・佐藤。1941年生まれ。東北大学大学院教育学研究科修士課程修了。島田療育園児童指導員、東北大学、帯広大谷短期大学を経て、1974年北海道教育大学釧路校。2006年北海道教育大学名誉教授、現在、帯広大谷短期大学教授(嘱託)。専門、発達心理学、障害児心理学。日本子どもの虐待防止学会会員、日本全国障害者問題研究会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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