出版社内容情報
51歳の時に認知症の診断を受け、心の葛藤や日常生活の困難に対峙しながらも、前向きな生き方を模索してきた著者のメッセージ。
「認知症になったら何もわからないという偏見をなくしたい」――2005年、51歳のときに若年性アルツハイマー型認知症の診断を受けた佐藤雅彦さんは、心の葛藤や日常生活の困難に対峙しながらも、前向きな生き方を模索してきた。本書は佐藤さん自身が、当事者としての不安や悩み、生活上の障害などを詳しく語り、認知症になっても人生をあきらめる必要などないことを、力強く訴える。(解説:永田久美子[認知症介護研究・研修東京センター])
はじめに
第1章 歩んできた日々
第2章 自分でつくる自分の生活
第3章 当事者の声を伝える
第4章 認知症とともに生きる私からのメッセージ
おわりに
解説(永田久美子)
【著者紹介】
1954年岐阜県生まれ。中学校の数学教師を経て、システムエンジニアとして活躍。2005年、51歳のときに若年性アルツハイマー型認知症の診断を受け退職。ヘルパーなどの助けを借りながら、現在もひとり暮らしを続けている。趣味は写真、旅行など。認知症について啓発するための講演活動もおこなっている。認知症当事者の会「3つの会」代表。
目次
第1章 歩んできた日々(私の生い立ち;過労から休職へ ほか)
第2章 自分でつくる自分の生活(一人暮らしを続けたい;毎日の過ごし方 ほか)
第3章 当事者の声を届ける(偏見をなくすために;講演活動を始める ほか)
第4章 認知症と生きる私からのメッセージ(本人へ;家族へ ほか)
著者等紹介
佐藤雅彦[サトウマサヒコ]
1954年、岐阜県生まれ。中学校の数学教員を経て、コンピュータ会社にシステムエンジニアとして勤務。2005年、51歳のときにアルツハイマー型認知症と診断され退職。現在、週2回のホームヘルプ、配食サービス、外出時の付き添いなどを利用し、一人暮らしを続けている。認知症本人の体験を伝えるために、講演活動もおこなっている。認知症当事者の会「3つの会」代表、「日本認知症ワーキンググループ」共同代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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