べてるの家の恋愛大研究

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  • サイズ B6判/ページ数 204p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784272360673
  • NDC分類 369.28
  • Cコード C0011

出版社内容情報

べてるの仲間は恋愛にも積極的。片思いも、ケンカも、出産や子育ての苦労も、仲間やパートナーと分かちあって「研究」すれば大丈夫! 障害がある人にもない人にも大切な恋愛や性、家族形成の問題。きっとあなたも「当事者」です。

はじめに
浦河の恋愛・結婚・子育て事情
研究1 タイプ別 恋愛の傾向と対策
研究2 振りまわす彼女、振りまわされる彼氏の研究
研究3 ケンカの仕方2008(改題)
研究4 「共依存の彼との恋愛と別れ」の研究
恋愛当事者研究ミーティング
研究5 ラブソング幻聴さんと恋愛関係妄想の研究
研究6 「片思いの研究」からお付き合いの研究」へ
研究7 自分との付き合い方、パートナーとの付き合い方
当事者の恋愛・結婚・子育てを支援するネットワーク

【編集者からのコメント】
恋愛や性は、障害がある人にもない人にも、大切なものです。「問題だらけ」のべてるの家でも、恋はみんなの悩みの種。でも、「当たり前の苦労」の取り戻しとして前向きに取り組んだ研究には、障害のない人の恋愛にも役立つ知恵が満載です。クスクス笑ったあとは、自分と誰かとの関係に置き換えて考えてみてください。

【著者紹介】
1984年に北海道浦河町で生まれた、精神障害等をかかえた当事者の地域活動拠点。社会福祉法人浦河べてるの家、有限会社福祉ショップべてる、NPO法人セルフサポートセンター浦河などの活動を通じ、当事者の生活、就労、ケアの場を提供している。「幻覚&妄想大会」や「当事者研究」などの画期的な試みが国内外の注目を集め、見学者は年間2000人超、各地での講演も数多い。『べてるの家の「非」援助論』(医学書院)ほか書籍多数。

内容説明

恋すれば、みんな変。精神病だって恋はする。セックスすれば子もできる。「当たり前の苦労」をあなたとしたいから、レッツ研究!片想いも、ケンカも、出産や子育ての苦労も、仲間やパートナーと分かちあって「研究」すれば大丈夫!きっとあなたも「当事者」です。

目次

はじめに 「当事者の恋愛&結婚」というタブーへの挑戦
研究1 苦労のタイプ別 恋愛の傾向と対策
研究2 アドレナリン刺激型恋愛パターンの研究
研究3 「勝手に解釈先走りつくし型お疲れ爆発タイプ」の恋愛研究
研究4 ラブソング幻聴さんと恋愛関係妄想の研究
研究5 「共依存的恋愛」の研究
研究6 どうしたら女性にモテるか!?“モテ方”の研究
研究7 振りまわす彼女、振りまわされる彼氏の研究
研究8 「片想いの研究」から「おつきあいの研究」へ
研究9 安心・安全なケンカの仕方の研究
研究10 自分とのつきあい方、パートナーとのつきあい方の研究

著者等紹介

向谷地生良[ムカイヤチイクヨシ]
1955年生まれ。ソーシャルワーカー、北海道医療大学教授。社会福祉法人浦河べてるの家理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しいたけ

96
「浦河べてるの家」は精神障害等を抱えた人の地域ぐるみの活動拠点。研究と称して自分の生き辛い状態を分析し、活路を話し合い研究結果を発表する。この本は恋愛に特化したものだが、想像以上にあらぬ方へぶっ飛ぶので可笑しくて堪らなかった。それでいて、何故そういう思考回路に行くのか医師が書く専門書よりも腑に落ちるから不思議。浦河町の各々の機関を横に繋ぐ取り組みには感動する。子までなしながらパチンコ狂いで米を借り歩く精神障害者夫婦に、「べてるまつり」でベストカップル賞と表彰し米と味噌を副賞で贈呈する温かなユーモアがいい。2021/07/03

ネギっ子gen

34
【編集協力・向谷知生良】ということで、「はじめに:『当事者の恋愛&結婚』というタブーへの挑戦」を書いているが、「あとがき」は息子の向谷知宣明さん(なんか、羨ましい感情に……)。べてるの仲間たちは、恋愛にも積極的。片思いも、喧嘩も、出産や子育ての苦労も、仲間やパートナーと分かちあって「研究」すれば、大丈夫! 「当事者」になって、「苦労」を取り戻そう! 「研究7:振りまわす彼女、振りまわされる彼氏の研究」の彼女・小林絵里子さんは、あの『この地獄を生きるのだ』『わたしはなにも悪くない』の小林エリコさんですね。⇒2021/08/23

うさうさ

15
久しぶりの「べてるの家」関連の本。今回は、精神障害者同士の恋愛・結婚・出産編。べてるの家についての下知識がないと訳が分からないと思う。ここに出てくる人たちの恋愛・結婚は、健常者で考えても相当壮絶な部類だと思う。障害者同士の結婚は、お互いの病気を理解できるという利点はあるが、問題の方が多そう。触れられてなかったが、収入面はどうしてるのか。結婚・子育てともなれば綺麗事だけではすまず、収入面がとても気になる。障害年金や生活保護が前提の結婚出産には、親など周囲を含めどうクリアーしたのか気になるところ。2014/12/03

みゃーこ

12
統合失調症やパーソナリティ障害などさまざまな苦労を抱えた仲間の集うべてるの家でも選りすぐりのメンバーが結集して挑む、恋愛という『究極の苦労』研究(内容紹介より)…べてるの家がやってることはおもろい!心なんて見えもしないものに病気を抱えてしまったことで新たに見える地平、価値観が生み出されるかなと思ったけど正直この本については思っていたのとはだいぶん違いました。もっと価値観をぶっ壊してくれるような感じかと思っていたので。 価値観にとらわれずともやっていけるならそもそも心に不調なんておこらないかもしれないですが2012/10/19

李 薫花

4
恋をすればみんな変!という信田さよ子さん推薦の帯。この本を面白いと、恋愛を客観視出来る人は、どんな人だろうか?どうして、わざわざ恋愛を研究しようとするのか?実に不可解。読んでいてしんどかった。2013/08/04

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