内容説明
「この子らを世の光に」。障害者福祉を切り拓いた、糸賀一雄の実践と苦悩。
目次
第1部 どう生きるか(友情と信仰;苦悩と宗教哲学;人間存在と時代思潮;薫陶;戦争と京都学派;真野浜の決意)
第2部 見えてきたもの(近江学園;子どもたち;施設の発展とコロニー思想;発達研究と発達保証)
第3部 目指すもの(「杉の子組」;重症心身障害児施設創設;自己実現;この子らを世の光に)
著者等紹介
高谷清[タカヤキヨシ]
1937年、京都に生まれる。京都大学医学部卒業。前、重症心身障害児施設・第一びわこ学園園長、小児科医師。フリーライター
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感想・レビュー
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りんふぁ
1
主事のスクーリング時に糸賀さんの肉声テープでメッセージを聴いてから、糸賀さんに魅せられてます。糸賀さんをもっと知りたくて手にしました。糸賀さんだけでなく、時代の同時進行でどのように障害児福祉が進んできたのかを書いてあり、学びになりました。たくさんの人の熱意と情熱、諦めない堪え忍びの強さのお陰で今の障害児福祉があるのだな。まだまだ障害児福祉は発展途中です。わたしも、大海にスプーン一杯でもいいから、いや、一滴でもいいから、何か貢献していきたい。意外と糸賀さんのブラックな面も知り、ますます好きになりました。2015/02/26
す
0
糸賀一雄という人間がどういう生い立ちで、どういう考えを持った人間であるのかがわかる一冊。発達保障についてを深く掘り下げていたのがよかった。2013/12/29