出版社内容情報
刑務所は、世間から排除された障害者が最後に行きつく福祉施設だった!? 福祉と司法の隙間に落ちる人々の実態を鋭く、優しく描く。
序章 僕は刑務所を誤解していた
第1章 シャバに出るのが怖い!
1 刑務所にいるのはどんな人?
2 受刑者の10人に2人は知的障害者
3 「ぶっそうなご時世」っていうけれど
4 「るいはん障害者」ってだれのこと?
5 障害があるから罪を犯すわけじゃない
6 塀の中だって高齢化
7 刑務所が福祉施設になっちゃった
8 刑務官の子守唄
9 家族はいるの? どんな人?
10 刑務所を出ても、行くあてがない
第2章 司法は僕らを守ってくれないの?
1 その“調書”、うそだって気づいて裁判官!
2 「責任能力」って何だろう
3 弁護士だって仕事を選ぶ
4 医療刑務所は高嶺の花
5 法務省も満期出所後は追えない
第3章 とても優しくて、少し鈍感な福祉の世界
1 「障害者手帳」は福祉のパスポート
2 障害があるのに.「障害者」と認めてもらえない
3 軽度の障害者だけじゃ福祉施設が運営できない
4 障害者の「自立」はだれのため?
5 「福祉の刑務所化」が怖い!
第4章 「不審者は無視」じゃ安心な社会は築けない
1 その「善意」がだれかを排除する
2 必要なものだけど、わたしの近くには作らないで。お願い
3 刑務所はぜいたく?
4 被害者の気持ちはどうなるの?
5 障害者ってどんな人?
6 障害のある人に、どう接する
第5章 彼らを排除しなければ自分も排除されない
1 走り出した刑務所改革
2 出所後の再スタートを支える「出口支援」
3 障害者手帳がなくても困らない
4 刑務所以外の行き先を探す「入口支援」
5 「協力雇用主」は増えたけれど
6 「支援」と「役割」で人は変わる
参考文献
山本 譲司[ヤマモト ジョウジ]
著・文・その他
内容説明
刑務所が“おうち”になっちゃった!?塀の中は、社会の中で行き場をなくした人たちの最後の避難所―ヘンテコで悲しいこの国の現実。
目次
序章 僕は刑務所を誤解していた
第1章 シャバに出るのが怖い!
第2章 司法は僕らを守ってくれないの?
第3章 とても優しくて、少し鈍感な福祉の世界
第4章 「不審者は無視」じゃ安心な社会は築けない
第5章 彼らを排除しなければ、自分も排除されない
著者等紹介
山本譲司[ヤマモトジョウジ]
1962年生まれ、元衆議院議員。2000年に秘書給与詐取事件を起こし、一審での実刑判決を受け服役。獄中体験を描いた『獄窓記』(ポプラ社)が新潮ドキュメント賞を受賞。障害者福祉施設で働くかたわら、『続 獄窓記』(ポプラ社)、『累犯障害者』(新潮社)などを著し、罪に問われた障害者の問題を社会に提起。NPO法人ライフサポートネットワークや更生保護法人同歩会を設立し、現在も高齢受刑者や障害のある受刑者の社会復帰支援に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やっさん
こばまり
ネギっ子gen
あじ
gtn