刑務所しか居場所がない人たち―学校では教えてくれない、障害と犯罪の話

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刑務所しか居場所がない人たち―学校では教えてくれない、障害と犯罪の話

  • 山本 譲司【著】
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  • サイズ B6判/ページ数 165p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784272330935
  • NDC分類 326.52
  • Cコード C0036

出版社内容情報

刑務所は、世間から排除された障害者が最後に行きつく福祉施設だった!? 福祉と司法の隙間に落ちる人々の実態を鋭く、優しく描く。

序章 僕は刑務所を誤解していた



第1章 シャバに出るのが怖い!



1 刑務所にいるのはどんな人?

2 受刑者の10人に2人は知的障害者

3 「ぶっそうなご時世」っていうけれど

4 「るいはん障害者」ってだれのこと?

5 障害があるから罪を犯すわけじゃない

6 塀の中だって高齢化

7 刑務所が福祉施設になっちゃった

8 刑務官の子守唄

9 家族はいるの? どんな人?

10 刑務所を出ても、行くあてがない



第2章 司法は僕らを守ってくれないの?



1 その“調書”、うそだって気づいて裁判官!

2 「責任能力」って何だろう

3 弁護士だって仕事を選ぶ

4 医療刑務所は高嶺の花

5 法務省も満期出所後は追えない



第3章 とても優しくて、少し鈍感な福祉の世界



1 「障害者手帳」は福祉のパスポート

2 障害があるのに.「障害者」と認めてもらえない

3 軽度の障害者だけじゃ福祉施設が運営できない

4 障害者の「自立」はだれのため?

5 「福祉の刑務所化」が怖い!



第4章 「不審者は無視」じゃ安心な社会は築けない



1 その「善意」がだれかを排除する

2 必要なものだけど、わたしの近くには作らないで。お願い

3 刑務所はぜいたく?

4 被害者の気持ちはどうなるの?

5 障害者ってどんな人?

6 障害のある人に、どう接する



第5章 彼らを排除しなければ自分も排除されない



1 走り出した刑務所改革

2 出所後の再スタートを支える「出口支援」

3 障害者手帳がなくても困らない

4 刑務所以外の行き先を探す「入口支援」

5 「協力雇用主」は増えたけれど

6 「支援」と「役割」で人は変わる



参考文献


山本 譲司[ヤマモト ジョウジ]
著・文・その他

内容説明

刑務所が“おうち”になっちゃった!?塀の中は、社会の中で行き場をなくした人たちの最後の避難所―ヘンテコで悲しいこの国の現実。

目次

序章 僕は刑務所を誤解していた
第1章 シャバに出るのが怖い!
第2章 司法は僕らを守ってくれないの?
第3章 とても優しくて、少し鈍感な福祉の世界
第4章 「不審者は無視」じゃ安心な社会は築けない
第5章 彼らを排除しなければ、自分も排除されない

著者等紹介

山本譲司[ヤマモトジョウジ]
1962年生まれ、元衆議院議員。2000年に秘書給与詐取事件を起こし、一審での実刑判決を受け服役。獄中体験を描いた『獄窓記』(ポプラ社)が新潮ドキュメント賞を受賞。障害者福祉施設で働くかたわら、『続 獄窓記』(ポプラ社)、『累犯障害者』(新潮社)などを著し、罪に問われた障害者の問題を社会に提起。NPO法人ライフサポートネットワークや更生保護法人同歩会を設立し、現在も高齢受刑者や障害のある受刑者の社会復帰支援に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やっさん

141
★★★★☆ 知的障害者の犯罪を扱った本。社会は得てして弱者に厳しいもので、その最たる例が障害者だろう。策が見えづらく安易に手を差し伸べにくいのが現実だが、いつまでもタブー視している場合じゃない。2019/07/30

こばまり

69
氏のこれまでの著作に示された主張を十代向けに改めたもの。多様性への理解や安易な自己責任論への警鐘として、このような書籍が図書館のYA棚に並ぶのはいいことと思う。2019/11/08

ネギっ子gen

67
刑務所は、世間から排除され続けた「障害者」が、最後に行きつく「福祉施設」だった!? 自身の服役経験から刑務所の過酷な現実を知り、触法障害者や出所者の支援に奔走する著者が、福祉と司法の隙間に落ちている人々の実態を鋭く優しく説き起こす。<『続 獄窓記』の最後に、「出所者の問題に一定の道筋をつけなかったら、自分自身の受刑生活が終わらないような気がする」と書いたけれど、その思いは今も変わっていない。刑務所の入り口が、排除の入り口じゃなくて、インクルージョンの入り口になるまで、僕の受刑生活は終わりはしない>、と。⇒2021/12/01

あじ

51
30円の窃盗や売り場のアジフライ一口で、実刑判決を言い渡された障害のある人々。受刑者の10人に2人は知的障害者だという。その現状を“障害者”と“社会”の立ち位置から眺め、相互理解を深めながら包括していこうと語りかける児童書。構成が素晴らしいので、話の道筋が理解しやすいはずだ。【購入本】2018/08/04

gtn

49
知的障害Aさんのエピソード。幼い頃亡き母が、神に預けると言って千円賽銭箱に入れたことを思い出し、三百円「返してもらった」ところ捕まり、実刑判決を受ける。しかし、Aさんの行動に何の間違いがあろうか。亡母は神職に生活費を寄付したわけではない。一方、罪の意識がない者が牢に繋がれる現実。福祉では手が回らない部分を刑務所がカバーしている現実は本書で分かった。Aさんの事例を不条理だというのはきれいごとに過ぎないか。2020/06/08

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