出版社内容情報
テレビが真っ当に原発と向き合っていたならば、原発事故は起きなかったのではないか。原発推進テレビ映像の数々、そのなかでも製作されてきた反原発番組、その理不尽な仕打ちを追い、テレビメディアの歪みを照射する。
【著者紹介】
日本テレビディレクター・東海大学文学部教授を経て、現在メディア総合研究所研究員主な担当番組「NNNドキュメント」、「田英夫リポート」ほかでJCJ賞・地方の時代映像賞・ギャラクシー賞などを受賞主な著作 『21世紀のマスコミ?A 放送』(共著・大月書店)、『マスコミの明日を問う?@ 放送』(共著・大月書店)、『映画のなかのメディア』(大月書店) ほか多数
内容説明
政府・電力会社によってコントロールされ「原発推進政策」に“地ならし”されてきた番組、「原発神話」異議申し立て番組への理不尽な仕打ち、テレビメディアの歪みを照射する。
目次
第1章 地ならしされて“一望の荒野”に―大量のCMと広報番組(大量の原発CM;広報番組の手練手管)
第2章 荒野のなかの警告映像―予告されていたメディアの位置(弱腰のテレビ局に挑む女子アナ―アメリカ映画『チャイナ・シンドローム』(J・フォンダ主演)
プルトニウム工場からの叛旗―アメリカ映画『シルクウッド』(M・ストリープ主演) ほか)
第3章 荒野にも星は輝く―真っ当な番組たちの闘い(称讃と報復;住民たちは選んだ ほか)
第4章 荒野を緑野に―3・11以降と今後(爆発映像のショック;責任追及報道はゼロ ほか)
著者等紹介
加藤久晴[カトウヒサハル]
早稲田大学文学部卒業。日本テレビ勤務、東海大学文学部広報メディア学科教授を経て、現在メディア総合研究所研究員。主な受賞、JCJ賞、地方の時代映像祭賞、ギャラクシー賞など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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