内容説明
テクテクと人間らしいペースで歩む科学技術、それがテクテクノロジー。
目次
第1部 ある文明の終わりに(「発明は必要の母」の時代;「愉しさ」が主題になった;私はアマノジャク;息子の病気がきっかけで目がさめた ほか)
第2部 非電化+ローカル+ビジネス!(エネルギーとはどういうものか;電気のお話;ハイブリッド車人気の陰で;「オール電化住宅」という罠 ほか)
著者等紹介
藤村靖之[フジムラヤスユキ]
1944年、満州生まれ。大阪大学大学院基礎工学研究科・博士課程卒、工学博士。(株)コマツ熱工学研究室長、(株)カンキョーを設立し代表取締役などを経て、現在は非電化工房、発明工房、発明起業塾などを主宰している。科学技術庁長官賞、発明功労賞、94年ベンチャーオブザイヤーなどを受賞
辻信一[ツジシンイチ]
文化人類学者、環境運動家。16年の北米での海外生活を経て、現在、明治学院大学国際学部教授。「100万人のキャンドルナイト」呼びかけ人代表や環境文化NGOナマケモノ倶楽部世話人として、“スロー”“GNH”などをキーワードに、数々の環境文化運動や環境共生型ビジネスに取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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misaki
2
いろいろ考えさせられた。オール電化や電気自動車で電気を使う量が増えて、知らぬ間に原発推進になる。エアコンで温度を一定に保てるようになって体温調節機能が失われ、変温動物化している子どもがいる。非電化・ローカル化がテーマで、モンゴルやアフリカでは成功しているそうだが、日本で自分の労力と時間を使える人がどれだけいるのだろうか…2015/08/14
mRNA
1
ゆっくりいきましょうよ。2016/10/11
Pio
0
「豊かさ」とは何か?フクシマ以降の「疑問」に対するひとつの解答であると思う。2016/10/17
yoshi
0
科学と倫理とスローな発明、藤村さんの人間としての素敵さが凝縮されてます。2010/01/22
kuukazoo
0
電気を使わない生活ってどんなんだろーと検索したら非電化工房に突き当たり、藤村氏の本を読んでみた。突っ込みどころは多々あれど(特に前半部分)、最終的に言ってることには共感できる。2012/08/20