内容説明
公正なグローバリズムとディーセント・ワークの視点から。国民的共同でナショナル・ミニマム保障の実現を。
目次
第1章 グローバル経済・金融危機と格差・貧困の広がり(アメリカン・グローバリズムとグローバル経済;世界金融危機と新自由主義の限界 ほか)
第2章 グローバル化に対してナショナル・ミニマムと「ディーセント・ワーク」の実現を(「もう一つのグローバル化」をめざすナショナル・ミニマムの実現を;「ワーキング・プア」をなくすために「ディーセント・ワーク」の実現を)
第3章 グローバル化における日本のワーキング・プア問題と最低賃金制・公契約問題―ディーセント・ワークの視点から(貧困率とワーキング・プア問題;ILOのディーセント・ワークと非正規労働者の賃金・労働条件 ほか)
第4章 公的年金制度とナショナル・ミニマム―グローバル化における最低保障年金の位置と意義(日本の年金制度の現状と問題点;ナショナル・ミニマム保障を欠如した日本の年金制度 ほか)
第5章 グローバル化と食糧・農業問題―ナショナル・ミニマムと食糧主権、価格保障(「質」と「量」の両面から進む食と農の危機;世界的な食糧危機は何を示し、何を求めているのか ほか)
著者等紹介
増田正人[マスダマサト]
法政大学教授
黒川俊雄[クロカワトシオ]
慶應義塾大学・桜美林大学名誉教授
小越洋之助[オゴシヨウノスケ]
國學院大学教授
真嶋良孝[マシマヨシタカ]
農民運動全国連合会副会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。