内容説明
「公共事業依存型」地域経済のあり方を転換しよう!公共事業による自然環境破壊の現状と問題点、さらに現行の公共事業をささえる政治経済体制はどうなっているのか?諌早湾干拓事業をはじめとする九州地域の事例を中心に、その実態としくみを解明し、脱却の展望を探る。
目次
第1部 公共事業依存型の地域政治経済(公共事業の転換をめぐる諸問題;湾岸埋立開発による博多湾での海侵劇 ほか)
第2部 事例にみる公共事業の問題点(宮崎県におけるリゾート開発事業の経営分析―第三セクター・フェニックスリゾート(株)を事例に
都市の環境を破壊する施設建設型の公共事業―大分県スポーツ公園建設をめぐる諸問題 ほか)
第3部 公共事業を支える社会経済の構造(公共事業膨張体制と地方財政破綻;公共事業と地域政治 ほか)
第4部 オールタナティブを展開する(公共事業依存からの脱却と地方政治の再生;行政と住民が協同するまちづくり―福岡県・大木町の実践から ほか)