出版社内容情報
平等主義は時代遅れになったのか? 最新のゲーム理論・行動科学と実証データに基づいて示す、ラディカルな再分配政策の有効性。
平等主義は生産性を損なうのか? 再分配政策はグローバル化によって不可能になったのか? 最新のゲーム理論・行動科学とさまざまな実証データに基づいて示す、ラディカルな再分配政策の有効性。
日本語版への序文
1 不平等と再分配の新しい経済学
2 富の不平等の経済的コスト
3 競争的な世界で実行可能な平等主義
4 グローバリゼーション、文化の標準化、社会保険の政治学
5 互酬性、利他主義、再分配の政治学
6 結論:不平等と再分配の新しい(それほど陰鬱でない)科学
訳者あとがき
【著者紹介】
1939年生まれ。サンタフェ研究所教授。ラディカル派経済学の旗手であり、近年は人間の利他的行動の研究でScienceやNatureにも寄稿。著書塩沢由典ほか訳『制度と進化のミクロ経済学』(NTT出版、7月刊行)宇沢弘文訳『アメリカ資本主義と学校教育』(共著、岩波書店) ほか
内容説明
平等主義は生産性を損なうのか?グローバル化によって、再分配は不可能になったのか?近年のゲーム理論・行動科学と多くの実証・実験データに基づいて示す、ラディカルな再分配政策の可能性。
目次
1 不平等と再分配の新しい経済学
2 富の不平等の経済的コスト
3 競争的な世界で実行可能な平等主義
4 グローバリゼーション、文化の標準化、社会保険の政治学
5 互酬性、利他主義、再分配の政治学
6 結論:不平等と再分配の新しい(それほど陰鬱でない)科学
著者等紹介
ボウルズ,サミュエル[ボウルズ,サミュエル] [Bowles,Samuel]
1939年生まれ。サンタフェ研究所教授。同研究所の行動科学研究プログラムを主導している。これまでに、ハーバード大学、マサチューセッツ大学、シエナ大学などで経済学を研究・教育してきた。ネルソン・マンデラ南アフリカ共和国大統領(当時)の経済アドバイザーなども務めた
佐藤良一[サトウヨシカズ]
1950年生まれ。法政大学経済学部教授
芳賀健一[ハガケンイチ]
1948年生まれ。埼玉学園大学経済経営学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。