出版社内容情報
富める者がますます富む「1%のための経済」から、99%の人々が安心して暮らせる経済へ。日本経済の“おかしさ”を解きほぐす。
【著者紹介】
群馬大学教育学部教授(金融経済)。商学博士。(財)日本証券経済研究所、八戸大学をへて現職。『国際管理の構造分析』(日本経済評論社)、『金融自由化の経済学』『これならわかる金融経済(第1・2版)』(いずれも大月書店)ほか著書多数。
目次
経済学って、なに?
なんのために働くのか?
グローバル化は何を変えたのか?
好況と不況はなぜ生まれるのか?
日本の経済成長とはなんだったのか?
経済大国日本で、なぜ貧困と格差が拡大するのか?
「金融」は世の中を豊かにしたのか?
日本の財政は破綻するのか?
アメリカと日本の経済は一体なのか?
ウォール街はなぜ破綻したのか?
戦争は経済と関係するのか?
日本は東アジアで孤立うのか?:私たちはどんな経済社会をめざすのか?
著者等紹介
山田博文[ヤマダヒロフミ]
群馬大学教育学部教授。商学博士。1949年、新潟県生まれ。中央大学大学院商学研究科博士課程満期退学(単位取得)。以後、(財)日本証券経済研究所、八戸大学をへて現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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NORI
4
経済学の入門書の扱いになってますが、少し難しく感じました!日本の海外保有資産がドル建てであり、アメリカ有利に働いてるんだと理解した。軍事費については世界第三位であり、兵器についてはアメリカから購入してることもある。それにしても東芝がアメリカの原発会社を買収してたのは知らなかったですね!2016/02/06
ちー
2
今言われている「1%のための経済社会」、そうでなくするために99%のための経済学とはどうあるべきなのかを考える本。経済学入門ということもあり内容は様々な経済についての説明とグラフが豊富に入っており、入門書としても読める。だが、教科書的な説明が多くあり、導入に読むには少しハードルが上がるかもしれない。近代の日本経済と世界経済について充実に書かれている。だが、99%のための経済はどうしていかなければならないのかが伝わりにくく、読んだ後にあまり印象に残らない本となった。入門書として読むには少しハードルが高い。2013/07/24
ようへい
0
リーマンショックの頃に書かれた経済の本。概論みたいな感じで、やや教科書チックでした。やっぱりマクロがわからんなあ。2017/11/17