感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろゆき
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マルクスの死までの書簡集。恐慌をどう考えるかのエンゲルスの説明。マルクスの数学手稿に対するエンゲルスの意見。ベルンシュタインへのエンゲルスのアイルランド問題などの見解。せっせと金を送るエンゲルスに、秘かに恥じていると言うマルクス。マルクスの病状の変化と死のポイントを押さえたエンゲルスの説明。資本論の未刊行原稿の発見。2016/05/28
yo yoshimata
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マルクスが死去する1883年3月までを所収。マルクスが亡くなった日のエンゲルスの次の2つの手紙が胸を打ちます。一つは、ベッカーに宛てた手紙。「僕たち両人は、48年以前からの老兵の最後の者になった」。マルクスとエンゲルスの手紙をずっと読んできたからこそ、グッとくるものがありました。もう一つは、ゾルゲに宛てた手紙。「自然必然性をもって起きる出来事は、たとえそれがどんなに恐ろしいものであろうとも、すべてそれ自身のなかにその慰めを蔵しているものだ」。2015/01/25
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