感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hidekazu Asai
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マルクスとエンゲルスがニューヨーク・デイリー・トリビュ マルクスが生活費を稼ぐため、ニューヨーク・デイ・トリビューンやピープルズ・ペーパーなどの新聞に書いたジャーナリスティックな記事がこの巻には収録されている。 マルクスが書いたそれら新聞記事が国家の本質を抉り出している。 資本論にはマルクスの国家に関する分析はないが、マルクスが書いた新聞記事にマルクスの国家分析が読める。 マルクスが新聞記事に書いた国家分析は、国家とは常に戦争状態であることを抉り出していることを見事に示し、貴重な分析である。 2020/06/07