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天使の護衛

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  • サイズ 文庫判/ページ数 511p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784270103937
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

実業家の娘の警護を引き受けたパイクに次々と容赦ない襲撃が!実力派作家の新シリーズ第1弾。バリー賞、ガムシュー賞受賞作。

実業家の娘の警護を引き受けたパイクに次々と容赦ない襲撃が! 実力派作家の新シリーズ第1弾。バリー賞、ガムシュー賞受賞作。
 銃砲店経営者ジョー・パイクは知り合いの傭兵を通じて要人警護を依頼される。警護の対象は実業家コナーの娘ラーキン。彼女は二週間前の深夜、著名な実業家であるジョージ・キングが運転する車と衝突事故を起こしていた。相手の車にはキング夫妻ともう一人の男が乗っていたが、夫妻は警察が到着する前に走り去り、同乗していた男は歩いて現場から立ち去っていた。
 その三日後、司法省の捜査官がラーキンを訪れる。彼女の証言をもとに似顔絵を作成したところ、立ち去った男が指名手配中の殺人犯ミーシュであることが明らかになる。資金洗浄の疑いでキングの身辺を捜査していた司法省は、彼女を証人としてキングを訴追する方針を固めるが、その直後、彼女の自宅に三人の男が侵入する。
 警察が駆けつけてラーキンは無事だったが、姿を消したキング夫妻とミーシュをつなぐ唯一の人物として狙われたと考える司法省は彼女に警護をつけた。それでもなお、さらに二度の襲撃を受けたことで、娘の身を案じた父親がパイクに警護を依頼したのだった。
 警護を引き受けてまもなく、パイクも二度襲撃を受ける。辛うじて両方とも切り抜けたものの、わがままな娘ラーキンを抱えたパイクは危機感を抱く。果たして事件は額面どおりのものなのか? 何か裏があるのでは……? パイクは私立探偵コールや犯罪学者チェンなどの手を借りて、徐々に事件の核心へと迫っていくが!
 ミステリ界をリードする実力派作家が、私立探偵エルヴィス・コールの寡黙な相棒として人気の高いジョー・パイクを主人公にして独立させた新シリーズ第1弾。バリー賞最優秀賞、ガムシュー賞最優秀賞受賞作。アンソニー賞、国際スリラー作家賞ノミネート。

【著者紹介】
ルイジアナ州生まれ。チャンドラーの「かわいい女」を読んで感激し、作家を志す。ハリウッドに移住し、テレビの「マイアミ・バイス」や「ヒル・ストリート・ブルース」の脚本を手がけ、エミー賞にノミネートされたこともある。1985年『モンキーズ・レインコート』で長篇デビュー。アンソニー賞とマキャヴィティ賞受賞。探偵コール・シリーズをはじめ、長篇15作を発表している。2006年にロス・マクドナルド文学賞受賞。

内容説明

その夜から、富豪の娘ラーキンの悪夢は始まった。深夜の街で起こした衝突事故。相手の車の後部座席の男はなぜか黙って姿を消し、車も走り去った。まもなく、消えた男は国際手配中の殺人犯、運転者は資金洗浄を疑われる不動産業者と判明、目撃者であるラーキンは命を狙われることに。娘の身を案じた父親は街一番の凄腕と評判のジョー・パイクに警護を依頼する。なおも執拗な襲撃を繰り返す敵に対して、パイクはあらゆる戦術を駆使して反撃を開始したが―。

著者等紹介

クレイス,ロバート[クレイス,ロバート][Crais,Robert]
ルイジアナ州生まれ。チャンドラーの『かわいい女』を読んで感激し、作家を志す。ハリウッドに移住し、テレビの「マイアミ・バイス」や「ヒル・ストリート・ブルース」の脚本を手がけ、エミー賞にノミネートされたこともある。1985年『モンキーズ・レインコート』で長篇デビュー。アンソニー賞とマキャヴィティ賞受賞。探偵コール・シリーズをはじめ、長篇15作を発表している。2006年にロス・マクドナルド文学賞受賞。『天使の護衛』でも、バリー賞最優秀長篇賞、マーダー・インク・ガムシュー賞最優秀スリラー賞を受賞している

村上和久[ムラカミカズヒサ]
1962年札幌市生まれ。早稲田大学文学部卒業。編集者を経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Panzer Leader

67
「第177回海外作品読書会」このシリーズ「容疑者」から読み始めて、パイクって三言以上喋らないってイメージ持っていたんだけど、さすがに本書では主役を張っているだけに結構よく喋る。それでも必要最小限だけど。金持ちじゃじゃ馬娘の護衛の単純な事件と思いきや複雑怪奇な様相を見せていく。今回はサポートに廻ったコールもいい味出しているし、この二人が揃えば最強。遡って未読の作品も読まなきゃって気にさせてくれる。男も惚れるパイクに乾杯!2021/03/30

GAKU

57
私立探偵コール&パイクシリーズの、パイクが主役のスピンオフ。シリーズの4作目以降が図書館の予約待ちなので先にこちらを読みました。しかしコールも登場するし、ほぼコール&パイクシリーズの1作という感じでした。本筋の合間にパイクの子供時代、新人警察官時代が描かれており、中々興味深かった。今回主役のパイクをサポートする、コールも中々良かったです。コール&パイク、やはり良いです!残念な事にシリーズで邦訳されていない作品も何作かあるので、是非出してほしい。 2019/09/05

しましまこ

29
嬉しいパイクの主役本。無口にも程がある彼がどんだけ無言を貫くか楽しみにしてたんだが、喋ってますやん!しかも無表情と少ない言葉で結構な人たらし!今回は富豪のわがまま娘の護衛。警察時代の教育係との再会もあり過去も語られ、パイクの魅力大爆発だ!サクサク追手は殺っちゃっても、善良で正しい人間になりたいいい奴なんだよ。コールとの出会いも知りたい。とにかくシリーズもっと読みたいよ。2017/05/31

miyu

29
読んだら絶対にジョー・パイクに釘付けになる。猛烈に格好いい男だ。ラーキン(女の子の名前にしたらすごく変だ)じゃなくても好きになる。パイクが我儘娘のラーキンを憎からず思うようになるのは自分との共通点に気がついてからかもしれない。結局はどちらも相手を意識しているのだから。この作品でパイクの過去や子供時代が少し明らかになるから最初に本家を読んで妄想を膨らましてた方がよかったなぁと後悔した。残念ながら本家の「コールシリーズ」はどれも未読だ。この本は事件の内容は大したことないから、あくまでもパイクの魅力に酔うべし。2016/09/11

キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん

25
ストイックな元傭兵、ジョー・パイクが命を狙われているお金持ちの娘のボディガードをする物語。9階分の階段昇降を20回や、親指だけで立つ逆立ちの訓練を愉しむパイクに守られたら、死ぬほど大丈夫じゃないだろうか。麻薬のカルテルと、何処かにいる密告屋。ジョーすてき。紋次郎みたいに強い。最後の「愛してる」はちょっと余計。2015/07/22

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