最後の授業―ぼくの命があるうちに

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  • サイズ A5判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784270003503
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0030

出版社内容情報

ある大学教授が残した心揺さぶるメッセージに、全米600万人が涙した──。

≪第1位獲得!≫
・Amazon.com書籍総合
・New York Times Bestseller
・Publishers Weekly
・Barnes & Noble Bestseller

余命半年と告げられた、大学教授ランディ・パウシュが行った「最後の授業」。彼は「死ぬ」ということではなく、「生きる」ということについて力強いメッセージを残し、夢を実現することの大切さや人生の歓びについてを、ユーモアあふれる語り口で講堂を沸かせた。そして講義を終えたパウシュを迎えた400人の拍手とスタンディングオベーション。複数のテレビ番組もこの講義について報じ、インターネットの動画配信では600万人以上のアクセス数を獲得した。そんなパウシュの『最後の授業』の記録であり、授業の続きでもある書籍がついに日本上陸!

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今日の次には明日が来て、その先にも新しい日が待っている。そうやって、当たり前のように人生はつづいていく。しかし、これから先もずっとつづくと思っていたその人生に「終わりの時」があると知ったとき、あなたは何を考えるだろうか――。

2007年9月18日、ペンシルベニア州ピッツバーグ。この地に本拠を置くカーネギーメロン大学の講堂で、1人の教授が「最後の授業」を行った。教授の名前はランディ・パウシュ。46歳。バーチャルリアリティの第一人者と称される人物だ。最後の授業をするにはまだ若すぎるパウシュだが、実は彼にはこのとき、長年親しんだ大学に別れを告げざるをえない事情があった。膵臓から肝臓へと転移したガン細胞。医師から告げられた命の刻限は――「あと3カ月から半年」。こうしてパウシュの最後の授業は始まった。スクリーンに映し出された演題は『子供のころからの夢を本当に実現するために』。それは、学生向けに講義をするふりをしながら、まだ幼い3人のわが子に遺すためのメッセージだった。

パウシュが幼いころに抱いた夢は、たくさんある。無重力を体験する。NFLの選手になる。ディズニーのイマジニアになる……。そのほとんどは実現し、いくつかは失敗のうちにも自分を成長させる糧となった。パウシュは聴衆に語りかける。「夢を叶える道のりに障害が立ちはだかったとき、僕はいつも自分にこう言い聞かせてきた。
 レンガの壁がそこにあるのには、理由がある。
 僕の行く手を阻むためにあるんじゃない。
 その壁の向こうにある何かを
 自分がどれほど真剣に望んでいるか、
 証明するチャンスを与えているんだ」。

父と母から学んだ人生の教訓、家族の愛、同僚たちの支え。そうやって、人は人と関わりながら生きていく。自分の夢を実現させ、周りの人が夢を叶える手助けをすることで、人は明日を生きるエネルギーを手に入れる。
人生の幕切れがそう遠くないと知りながらも、パウシュは自分を「本当に幸せ者だ」と言う。最後の授業は、自分の人生をこんなにも素晴らしいものにしてくれた人々への「ありがとう」であふれていた。

最後の授業を終えたパウシュを迎えたのは、講堂を埋めつくした400人の聴衆の、割れんばかりの拍手とスタンディングオベーションだった。複数のテレビ番組がこの授業について報じ、2500万人以上がパウシュの姿を目にした。授業の模様はインターネットで動画配信され、またたく間に600万ものアクセス数を獲得した。

この本は、パウシュの最後の授業の記録であり、授業のつづきでもある。読む者の心に残るのは、「死ぬ」ということではなく、「生きる」ということについての、パウシュの力強いメッセージ。夢を実現することの大切さ、人生の喜びについて、ユーモアあふれる語り口で講堂を沸かせたパウシュの息づかいが、ページをめくるごとに伝わってくる。

パウシュの最後の授業に耳を傾けながら、心の中で問いかけてほしい――あなたにとって、大切な人は誰ですか? その人に今いちばん伝えたいのは、どんなメッセージですか?

※「最後の授業」全編を収録したDVD付き。

※2008年7月25日(現地時間)未明、ランディ・パウシュ先生は永遠の眠りにつかれました。享年47歳。

内容説明

今日の次には明日が来て、その先にも新しい日が待っている。そうやって、当たり前のように人生はつづいていく。しかし、これから先もずっとつづくと思っていたその人生に「終わりの時」があると知ったとき、あなたは何を考えるでしょうか?ランディ・パウシュの最後の講義に耳を傾けながら、心の中で問いかけてください。あなたにとって、大切な人はだれですか?その人に今いちばん伝えたいのはどんなメッセージですか。

目次

第1章 最後の講義
第2章 僕はこうして夢をかなえてきた
第3章 僕を導いてくれた人たち
第4章 夢をかなえようとしているきみたちへ
第5章 人生をどう生きるか
第6章 最後に

著者等紹介

パウシュ,ランディ[パウシュ,ランディ][Pausch,Randy]
カーネギーメロン大学教授(コンピュータサイエンス、ヒューマン・コンピュータ・インタラクション、デザイン)。1988~1997年はバージニア大学で教鞭をとる。教師としても研究者としても評価が高く、アドビ、グーグル、エレクトロニック・アーツ、ウォルト・ディズニー・イマジニアリングで働いた経験もある。ストーリーテリングやゲームを通じて初心者がプログラミングを簡単に学べる革新的な3Dグラフィクス作成環境「Alice(アリス)」の生みの親の1人。カーネギーメロン大学のドン・マリネリ教授とともにエンターテインメント・テクノロジー・センター(ETC)を設立

ザスロー,ジェフリー[ザスロー,ジェフリー][Zaslow,Jeffrey]
ウォールストリート・ジャーナル紙コラムニスト

矢羽野薫[ヤハノカオル]
千葉県生まれ。会社勤務を経て翻訳者に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かっぱ

30
久しぶりにDVD視聴。何度聴いても勇気づけられる講義。人生で何度も壁が現れるのは熱意がどれほどのものかを試されているから。熱意があれば壁は超えられる。2018/07/21

Ayakankoku

13
あまり本を読まない方から、よかったから読んでみてと渡された本。最後の授業。こういうタイトルからして泣きそうなのは正直苦手だけれど…。でも違った。生きるということにいつも全力で情熱を傾けていることが伝わる内容だった。しかも、病気になる前から彼は全力だった。そして、その情熱に周りの人も巻き込んでいた。どんな人にも必ず最後がある。その時は誰も分からないけれど、その日まで全力で向き合っていきたい。そして、1人ではなく沢山の周りの人のパワーを借りながら。2020/10/25

あおひな

9
人生を楽しむためには感謝が必要。限られた人生の中で何ができるかを考えたい。2013/08/20

よく読む

8
カーネギー・メロン大学のバーチャルリアリティの権威、ランディが膵臓癌をわずらい、大学で最後の授業、「夢を実現すること」について話した。人生に限りがあると自覚して生きる人のすごす時間はすばらしい。尊く輝いている。人に優しく、愛情を示し、無駄な衝突を避ける。人によくものを頼む。すべての瞬間を楽しもうとする。幼い子どもへの愛情を語る頁では鳥肌が立った。私も、人生の有限性を意識しながら生きたら、きっと違うのだろうなあ。私も、人生に限界をつくらず、懸命にがんばって、つかんでいきたい。2017/04/14

スズメ

8
今、明日への希望を見いだせず、苦悩している若者や子供達に是非読んで貰いたい本です。日本とアメリカの教育環境は大きく違いますが、立ちはだかる「壁」への概念やアプローチの方法について、きっと参考になる事でしょう。「夢や希望は自分で掴む」という、当たり前な事を角度を変えて、新鮮な心持で再確認させてくれました。そして全ての限り有る時間の大切さも・・・。「命」が愛おしくなります。2010/01/06

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