理性の奪還―もうひとつの「不都合な真実」

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  • サイズ B6判/ページ数 443p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784270003039
  • NDC分類 312.53
  • Cコード C0030

内容説明

アル・ゴア最新作!イラク戦争を強行した“傲慢さ”、京都議定書を批准できなかった“愚かさ”、大衆心理を操作してしまう“危うさ”―そのすべてが語られた衝撃の書。

目次

序論
第1章 恐怖の政策
第2章 妄信の政策
第3章 富の政策
第4章 好都合な非真実
第5章 個人への攻撃
第6章 国家安全の危機
第7章 二酸化炭素の脅威
第8章 民主主義の運命
第9章 しっかりと接続された市民
結論 民主主義の再生

著者等紹介

ゴア,アル[ゴア,アル][Gore,Al]
ハーバード大学卒。若い頃、従軍記者としてベトナム戦争に赴き、復員後もしばらく新聞記者などをした。民主党下院議員、上院議員、クリントン大統領時代の副大統領。2000年の大統領選に出馬したが、共和党のジョージ・W・ブッシュに僅差で敗れた。その後、かねてより関心の強かった環境問題に打ち込み、著作『不都合な真実』(邦訳、ランダムハウス講談社)とその映画で大きな話題となり、2007年10月、環境問題への貢献が評価されてノーベル平和賞を受賞。またインターネット発展の基礎となった「情報スーパーハイウェイ構想」などを副大統領時代に打ち出すなど、新しいメディアに並外れた理解を示してきた。現在は「カレントTV」を主宰

竹林卓[タケバヤシタカシ]
1948年生まれ。慶応義塾大学文学部英文科卒。「週刊新潮」編集部を経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

脳疣沼

3
内容はブッシュ政権批判だが、これはブッシュ側の言い分もあろうから、アメリカ政治に疎い私はなんとも言えないが、かなり鋭い批判である。アメリカが羨ましいのは建国神話があるところで、アル・ゴアもまるで右翼のようにかつての建国者達を礼賛し、その彼らがつくった憲法を拝めている。日本ではこうはいかない。日本国憲法は(日本人も協力したとはいえ)アメリカがつくったものだからだ。そして、アル・ゴアは理性の力で、日本のような野蛮な国を作り直したことを、リベラルとして誇りにしているようなのである。少し複雑な気持ちになる。 2015/01/28

takao

2
ふむ2023/12/20

かりん

1
5:賢さ+建国の精神+A対Bという明確な構図+ネタになりすぎる相手(笑)=この本。アメリカ的考え方の勉強になったが、後半批判読み疲れ。「国民の意見」は商品。抑制均衡。代理トラウマ。信仰、理性、恐怖はじゃんけん。労働インセンティブを低下させはしまいか。ケーキミックスの手間。真実を外部に発注。傑出。休暇シーズン。署名声明。フィリバスター。教育にも疑いの目。接続された市民。2009/11/19

メルセ・ひすい

0
10. 07  ノーベル平和賞 ??? A.Sの冗談・・ 自宅・豪邸は超セレブでCO2爆発、大噴出! 新しいもの皆無。‘07.05全米ベストセラー一カ月・・・ 呆れる。 なぜアメリカの公の議論は的確さを失い、「理性」から遠ざかってしまったのか。建国から現在に至るまでの過去の歴史に照らしながら、アメリカの民主主義の危機的状況の事例を提示し、誇り高い「アメリカ」の再建を唱える。2008/05/20

ねこが好き

0
う~ん。2009/11/09

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