タイムトラベラーズ・ワイフ〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 393p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784270000519
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

愛する人は未来からやってきた。やがてくる別れの日を知っていた。「いっしょにコーヒーでも、それともディナーか何かをどうかしら…」もちろん、彼はイエスというにちがいない。過去と未来にあたしを愛したこのヘンリーは、時代のこだまの中で、今こそあたしを愛するにちがいないのだから。愛する者の過去を救い、未来を抱きしめる男の、哀しいほどに優しい物語。

著者等紹介

ニッフェネガー,オードリー[ニッフェネガー,オードリー][Niffenegger,Audrey]
1963年生まれ。コロンビア・カレッジ・シカゴのCenter for Book and Paper Artsで教鞭をとる。『タイムトラベラーズ・ワイフ』が処女作。現在は小説二作目にあたる、ロンドンのハイゲート墓地を舞台にした双子の姉妹のゴーストストーリーを執筆中

羽田詩津子[ハタシズコ]
お茶の水女子大学英文科卒、英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

376
タイトルにも標榜し、内容もまた主人公ヘンリーによるタイムトラベルであるから、構造上はSFということになるのだが、根幹を成すのはヘンリーとクレアの恋愛物語である。それが時間軸のズレによって彼らの意のままにならないところがこの物語の特徴づけている。しかし、あえてこのような設定を用いることによってしか得られない愛の本質とはいったい何なのか。上巻を読む限りでは残念ながらそれが感じとれない。「ガーディアンの必読1000冊」にも選出されているのだが、選者たちは物珍しさに眼が眩んだかとしか思えない。ともかく下巻へ。2019/11/23

ケイ

113
いつが結局最初になるのかしら。行ったり来たり、年上になったり下になったり、その時に応じて主導権を握るものが代わる。ややこしいな。ベターハーフであるなら、どのようにあっても互いにわかるということなのか。感想は下巻で。2017/07/18

NAO

67
機械を使うでもなく、自分の意思によるものでもなく、勝手にタイムトラベルしてしまうというタイムトラベラーとその妻の話。今まで読んできたタイムトラベルものの「同じ時に二人の自分は存在しえない」という規則に縛られてしまっているのか、未来の自分と今の自分が同時にいる場面に違和感がある。勝手にタイムトラベルしてしまうというのに百回以上も同じ少女の前に現れるのはなぜ? など、いろいろ気になることが。2020/08/19

せ〜ちゃん

21
★★★★ 上下巻の2冊完結。 日本題『きみがぼくを見つけた日』。ガーディアン誌必読小説1000。2021/06/23

バトルランナ-

16
この手があったか。タイムスリップは病気。奥さん、目線もリアルでいい。確かにもしタイムスリップしたら複数の女性に走るのではなく目標が集約化しそう。食べ物だって今は食べられないお店の食べ物を真っ先に食べに行くなあ~!僕なら80年代は上板橋『しいの実』のかき揚げ丼。90年代は西宮北口アゼリアの『キャベツ姫』ミルフィーユ。2014/02/15

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