内容説明
「自殺」に対する意識を主軸にヴィクトリア朝の暗部に光をあてる。文学作品だけでなく、豊富な図版や入手の難しい新聞、バラッドなど、さまざまなジャンルの資料をとおして独自のヴィクトリア朝文化史を提示する。
目次
第1章 評決
第2章 生きる意志
第3章 自殺と階級―センセーショナルな自殺、及びその解釈
第4章 悪いこと、そしてはるかに善いこと
第5章 別の時代、別の文化、別の自己
第6章 自己破壊する怪物たち
第7章 自殺志向の女たち―事実か、虚構か
第8章 世紀末―「普遍的自殺願望の到来」