内容説明
メタファーの構造に文化の構造への指標を探る、斬新かつ独創的なアプローチ。蜘蛛の巣のメタファーに、アメリカ文学と文化を生み出した作家たちの根源的衝動を読み解く。
目次
第1部 蜘蛛の詩から(エドワード・テイラー;エミリー・ディキンソン;ウォールト・ホイットマン;ロバート・フロスト ほか)
第2部 蜘蛛の詩―その構造的スケッチ
第3部 蜘蛛のイメージによる変奏(ナサニエル・ホーソーン;ヘンリー・ジェイムズ;ヘンリー・アダムズ;三人の織り手―比較の試み ほか)
著者等紹介
岩瀬悉有[イワセシツウ]
1935年兵庫県生まれ。現在、関西学院大学文学部教授。大阪市立大学文学部で英米文学を専攻し、1959年同大学大学院、文学研究科修士課程を修了。専攻はアメリカ文学。大阪市立大学文学部教授を経て、1985年4月から現職にある。ヘンリー・ジェイムズ、T.S.エリオット、アメリカ詩人たちに関する論文がある
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